こんにちは!仕事を辞めニート中のはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。
今、全国的に認知度が高まりつつある地域おこし協力隊。
地方移住を考える方には現実的な選択肢として、興味がある人も多いのではないでしょうか。
僕もそんな1人です。
先週末(2018年1月20~21日)、島根県松江市の地域おこし協力隊の最終選考を受けてきました。
選考が全て終わり、後は結果を待つばかりとなったので、地域おこし協力隊を知ったきっかけ・活動内容・倍率・評判までの転職活動を時系列でまとめてみました。
いつか地域おこし協力隊に応募しようとする方に参考になれば嬉しいです。
手っ取り早く「応募の具体的な話が知りたいんじゃー!」という方は、以下の記事を参考にしてください。
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タップできる目次
- 1 【転職活動記録】総務省管轄の島根県松江市の地域おこし協力隊の概要を知る(2017年9月24日)
- 2 【転職活動記録】島根県松江市の地域おこし協力隊の説明会に参加する(2017年11月11日)
- 3 【転職活動記録】3つの志望動機から島根県松江市の地域おこし協力隊の応募を決める(2017年12月上旬)
- 4 【転職活動記録】島根県松江市の地域おこし協力隊一次選考(書類選考)に応募する(2017年12月13日)
- 5 【転職活動記録】島根県松江市の地域おこし協力隊二次選考(施設ツアー&面接選考)に参加する(2018年1月20~21日)
- 6 【転職活動記録】松江市の地域おこし協力隊に不採用(2018年1月末)
- 7 まとめ:地域おこし協力隊への転職活動の流れ【11月に選考開始→1月選考結果確定→4月活動開始】
【転職活動記録】総務省管轄の島根県松江市の地域おこし協力隊の概要を知る(2017年9月24日)
僕が地域おこし協力隊のことを知ったのは2017年9月24日でした。
まだ都会で会社員として働いている頃でしたが、島根に移住することを決めており、退職3ヶ月前で島根の情報収集をしていた頃です。
「今の会社を辞めて島根でどんな会社に転職しようか・・・」
ネットで何かないものかと徘徊していると、「しまねUターンIターンフェア2017 in 大阪」というイベントを発見!
はまちゃん
これは行くっきゃねーな!人脈作りたいし、有機野菜欲しいし( ̄∇ ̄)
と大した理由もなく来場し、隊員の方に声をかけられたという経緯です。
(ちなみに有機野菜はもらえませんでしたw)
色んなイベントの情報もまとめられていてありがたいサイトです。ただ、本当に知りたいのは、転職先の情報だと思います。これは、人と繋がることでしか得られません。ふるさと島根定住財団の担当と繋がれば、定期的に役立つ情報や助成金などについて教えてくれますので、移住希望者には心強い味方になってくれます。
僕も繋ぐことができますので、よければご連絡くださいね♪
地域起こし協力隊とはそもそも何?どんな活動内容なの?
地域おこし協力隊とは何なのでしょうか。
実際に話を聞いたり応募したりして、僕の解釈ではこんなものだと思ってます。
「都会の人が移住しやすいよう、自由に地域おこしの仕事ができる体制を地方が用意し、3年間で隊員に定住の準備をしてもらうための制度」
地域おこし協力隊員に応募したい人は、「よし!新天地で俺が地域を盛り上げるんじゃ〜!」と自分が協力するという印象の方が多いと思いますが、
という要素の方が個人的に強い印象です。
また、最長3年の任期なので、地域に長く住むために地域産業の拡大や、新規事業の立案や起業、転職して就職などを通して自分の雇用の確保が求められます。
次の章では、島根県松江市の地域おこし協力隊の特徴について書きます。
【転職活動記録】島根県松江市の地域おこし協力隊の説明会に参加する(2017年11月11日)
次に行ったのは説明会の参加です。
この日は、松江市の職員や協力隊との説明会があったので、参加してきました。
参加者は僕を含めて7人ぐらいだったかな。
お菓子などを囲んで語り合うゆるい雰囲気でしたが、
「松江を変えるプロジェクト」
と銘打っていることもあり、熱い想いを持った方が多かった印象を持ちました。
僕のように地域おこし協力隊を検討しつつも、一般企業への転職も視野に入れている人がほとんどでした。
地域おこし協力隊の条件面は基本的にはどの地方自治体でも変わりませんが、松江市が特徴的だと思ったのは、以下の2点でした。
島根県松江市の地域おこし協力隊の特徴
後発だからこそできた『ネガ潰し』
地域おこし協力隊は2009年度に国が制度化しましたが、松江市の地域おこし協力隊制度は意外にも平成28年度から。
2018年現在、3年間の任期(最長)を全うした人がいない状況です。
遅く始めたからこそ、様々な自治体で失敗した事例を研究しています。
そして、先発事例のネガティブな面を潰したセカンドペンギン戦略を取っていることが特徴的と言えるでしょう。
ペンギンは生きるために、氷山からジャンプをして魚を取ります。一番最初に飛ぶファーストペンギンの様子を見て、シャチがいないなどのリスクを回避し、海へと飛び込んでいくのがセカンドペンギンです。
つまり、新しいことをする挑戦者の姿を見て、知恵を絞りリスクを減らして真似をする戦略を「セカンドペンギン戦略」という。
1人ではなくチームで自由な活動ができる
地域おこし協力隊の多くは、単身で地域の課題を「とりあえずこの産業盛り上げて?」と丸投げしてしまうパターンが多いです。
そのような理由から、隊員のモチベーションが下がり、3年後(活動終了後)の定着率が低いことが問題視されています。
※制度創設H21~H27.3.31までに任務が終了した隊員。
松江市では、チームで協力する環境ができており、安心して自分がやりたいことに挑戦できるフリーミッション型でした。
地域おこし協力隊は、市によって大きく2種類に分かれます。
ミッション型
→市が定めた課題やビジョンに合わせた人材を集め、それに取り組む隊員。
フリーミッション型
→自分で地域の課題やテーマを自由に見つけ、それに取り組む隊員。
チームというのは、地域おこし協力隊の隊員同士はもちろん、松江市、さらに収益事業のベースができるように作った株式会社地域おこしの3チームです。
その3チームの活動拠点として、平成29年3月に玉造温泉に八百万マーケットをオープンさせています。
次の章では、僕が島根県松江市の地域おこし協力隊の応募を決めた志望動機について書きます。
【転職活動記録】3つの志望動機から島根県松江市の地域おこし協力隊の応募を決める(2017年12月上旬)
せっかく地方に行くから人口減少対策の地方創生に関わりたかったから
島根県は人口が『大正時代』を下回り、日本で一番最初に高齢化率が20%を超えた、全国でもトップクラスの人口減少地です。
逆に捉えれば、人口減少という課題に対して最先端の場所と言えます。
今後は東京であっても、日本全体で人口減少や少子高齢化に取り組まなければならなくなります。
そんな時に、島根で取り組んだ成功事例を全国に広げるキーパーソンになりたい、そんな思いが湧いてきました。
一般企業に転職するのではなく、地域おこし協力隊の制度をフル活用したほうが面白いと当時は感じましたね。
一般企業に転職するより地域の方との人脈作りには最適だと思ったから
志があっても、自分の力はたかがしれてます。
いや、ホントに・・・
移住をするので、まさに0からのステージですし、人脈をどう築いていくのかは全ての地方移住者の課題でしょう。。
しかし、地域おこし協力隊なら、島根県の県庁所在地の松江市というバックがあるので、望めば繋がりを作るのには最適な環境だと思いました。
実際、一般企業に転職する以上に人脈は作りやすいはずです。
実際、島根関係のイベントに少し顔を出しただけで、結構な繋がりが広がりました。
ご縁の国の名は伊達ではありません。
副業が認められるため、起業準備ができると感じたから
一般企業に転職すると副業はほぼNGですが、地域おこし協力隊は基本的に副業OKなんです。
もちろん、僕が応募した島根県松江市の地域おこし協力隊でも認められていました。
これからは個人で稼ぐ時代なので、副業をしたり、場所に囚われない働き方をしていくことが時代の流れになるでしょう。
でも、イケてるIT企業は置いておいて、まだまだ一般企業に普及するのは時間がかかると見ています。
地方だからこそ、最先端の働き方を実践するのにはうってつけです。
ただ、いきなり起業とかは難しいですよね?
松江市の地域おこし協力隊であれば周りが応援してくれますので、3年間の起業準備期間として取り組むのも悪くないと感じました。
応募を決めた僕ですが、給料・待遇面を事前に聞いておくべきでした。
地域おこし協力隊の応募前・選考中ならこちらの記事は要チェックです!
【転職活動記録】島根県松江市の地域おこし協力隊一次選考(書類選考)に応募する(2017年12月13日)
そんなこんなで応募することを決め、松江市の地域おこし協力隊に応募しました。
応募受付は、2017年10月2日〜2017年12月15日までに提出書類を郵送すれば完了です。
提出書類は以下の4点でした。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 住民票
- 小論文:「私が松江で取り組みたいこと」をテーマに1000字程度
はまちゃん
・・・はい、小論文でめっちゃ焦りました。なんせ、生まれてこの方小論文なんて書いたことないですからね(笑)
僕が島根県松江市に何を提案したのか?小論文をどう書いたのか?
詳細はこちらの記事をご覧ください。
【転職活動記録】島根県松江市の地域おこし協力隊二次選考(施設ツアー&面接選考)に参加する(2018年1月20~21日)
何とか無事に一次選考を通過した僕は、二次選考に進むことになりました。
二次選考は、島根県松江市内の視察ツアーと面接試験の1泊2日。
な、なんと旅費は全て松江市が負担してくれます!
泊まりがけの選考でその上旅費も出してくれる選考は、一般企業ではあまりないのではないでしょうか。
視察ツアーは何をしたのか?面接では何を聞かれたのか?
詳細はこちらの記事をご覧ください。
ちなみに、二次選考の1日目の夜はごっつおラーメンを食べました!
飲んだ〆にぴったりですよ!
【転職活動記録】松江市の地域おこし協力隊に不採用(2018年1月末)
そして、現在結果待ちという状態ですね。
また、追記していきます。
地域おこし協力隊の選考結果は不採用でした。笑
地域おこし協力隊の転職失敗体験談の流れを説明することになってしまいましたね。笑
落ちた理由と反省をまとめたので参考にしてください。
まとめ:地域おこし協力隊への転職活動の流れ【11月に選考開始→1月選考結果確定→4月活動開始】
地域おこし協力隊の応募の流れを時系列でまとめましたが、イメージはつきましたでしょうか。
今回応募したのが島根県松江市ということもあり、他の地域ではどのような選考をしているのかは未知数です。
でも、おおよそ3ヶ月間の転職活動になるはずです。
実際に松江市の方や地域おこし協力隊の方と話すことで、良い面も悪い面も見ることができました。
僕は落ちてしまいましたが、評判をお伝えするとよかったと思ってます。
地域おこし協力隊への応募を考えている方は、
POINT
- 自分のやりたいことが地域おこし協力隊で実現できるか?
- 実際の隊員とうまくやっていけそうか?
- その地域で生活していけそうか?
これら3点は最低限見極めることをおすすめします!
あなたが地域おこし協力隊としてご活躍されるのを応援していますね!
んじゃ、今日はこれでおしまいっ!
ほな、バイバーイ!
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なぜオススメするのか?
それは、行政・地域おこし協力隊・地域のそれぞれの立場の視点を盛り込んでいるからです。はまちゃん
たった300円で、充実した3年間にするヒントが盛り沢山! 現役の2年目・3年目の方もかなり参考になる事例があるのでぜひ!
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