- 過疎地域で移住者を増やすにはどんな取り組みをしたらいいか悩む自治体職員・地域住民
- 「いつか田舎暮らしをしたい」と考える移住希望者
- 田舎のリアルな現場と成功事例を知りたい人
こんにちは!大阪から島根に地方移住したはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。
地方移住について情報発信活動を続けていると、「田舎暮らしに興味があるけどどんな場所がいいの?」と聞かれる機会が増えてきました。
僕からの結論は失敗しやすい地域は避けるべきということで、失敗しない地方移住の方法をオススメしています。
一大決心をして田舎暮らしを始めるので、後悔だけはしてほしくないですから。
ただ、過疎地域なのによそ者が暮らしやすく、移住者が集まる町って確かにあるんですよね。
過疎地域で移住者が多い町って何が違うんだろう?
この疑問に、ずっと明確に答えられませんでした。
でも、それも今日まで。
先日参加したイベントで、現場で移住定住促進の実践者の講演を聞く機会があり、たくさんのヒントを得ました。
教えてくださったのは、岐阜県恵那市の地方移住推進サポーター大島光利さん。
取り組み事例が評価され、なんと安倍首相から表彰された経験を持つ地方移住トップリーダーの一人です。
セミナー講師の紹介昭和20年生まれ。岐阜県恵那市南部に位置する串原岩倉で生まれ育つ。平成12年、恵那市の南部、矢作川上流域で発生した恵南豪雨災害を経験。それを機に“山を再生する”という志を立て、NPO法人 奥矢作森林塾を設立。現在は奥矢作移住定住促進協議会の会長として、空き家の調査・活用、就農・就労支援など、多岐に渡り、恵那市への移住定住を希望する方々のサポートを行っている。
90分間みっちり活動を勉強させていただきましたが、当記事では「移住者を増やすにはどうすればいいか」というテーマに絞って紐解いていきます。
本当は移住定住の取り組みだけでなく、セミナー全体をご紹介したいんですが、それは大島さんの講演を実際に聞いてみてください。
さらに、大島さんのセミナー内容を要約するのではなく、僕の考察も大幅に盛り込み済。
読み終える頃には、移住者を増やすためには何が必要かがわかるようになっていることでしょう。
じっくりとお読みください。
タップできる目次
田舎の過疎地域で地方移住者を増やすにはどうしたらいいのか?
大島さんのセミナー内容や岐阜県恵那市の具体的な取り組みをご紹介する前に、先に地方移住者を増やす方法をお話ししましょう。
若者が田舎に移住したいと思う理由とは?
あなたは、若者が田舎に移住動機はなんだと思いますか?
よく挙がるのは、こんなところでしょうか。
- 都市部へのアクセスがいい
- 自然に溢れた魅力的な環境がある
- 支援が充実していて子育てに適した環境
確かに、これらは僕も含めて若者が移住を考え始めるキッカケの一つです。
でも、上記はあくまでも移住に興味を示すキッカケであり、移住の決め手ではないと思います。
移住の決め手とは、ほとんどの場合移住目的に対する期待像に答えられる地域かどうかです。
簡単に言えば、『やりたいことができる場所かどうか』。
移住を決断してもらうために変えられることに注力する
『移住を決断させるには、どうしたらいいのか?』
移住者が集まる町にしたいなら、この議題こそが地域住民が一体となって考えることです。
地域の取り組みが鍵になるでしょう。
でも、地元は都市部へのアクセスがいいわけじゃないしな…
ないものねだりはやめましょう!
いいですか?
変えられないことにいつまでも頭を使って、地元の粗探しをするのは無駄。
変えられることに注力しましょう。
そして、注力すべきことこそ、移住者が集まる町にしたいと思うあなた方地域住民の取り組みなんです!
いわば、企業のリクルーターの意識を持ってください。
移住コーディネーターだけじゃなく、地域住民全員がです。(移住者を集めたくないならいいですが)
移住者は、何よりも地域住民や町の雰囲気を見て決断しています。
移住者が多い町になるために地域が何をすべきか?
さて、心構えの話ばかりしてきましたが、移住者が多い町になるために具体的に何をすべきか結論をお伝えしましょう。
地方移住者を増やすには、交流人口を増やし移住者の気持ちに向き合え!
これが、大島さんのセミナーを聞いた僕の気づきです。
つまり、移住者が多い町を一言で言うと、交流人口を増やすための活動と、移住希望者の気持ちに真剣に取り組んでいる地域ということになります。
なぜそう考えるのかは、次章からのセミナーレポートをご覧ください。
【恵那市に学ぶ】過疎地域なのに移住者が多い田舎町の特徴・交流人口を増やすための取り組み8選
移住者が多い町って、どんな特徴を持っているでしょうか?
僕は地方創生の成功事例として有名な島根県海士町など、いくつかの地域の担当者に話を聞いています。
恵那市もそうですが、移住先に人気な場所って不思議と似た特徴を持っているんですよね。
この章では、そんな移住者が多い町の特徴を、恵那市の交流人口を増やす取り組み事例から解き明かしていきましょう。
恵那市の素晴らしい移住定住実績は下記。
さぁ、大島さんのセミナーの始まり始まり〜
緑文字は、大島さんの言葉だよ!
移住者が多い田舎町の特徴1:交流人口を増やす企画をし積極的に取り組んでいる
最初にこういってはなんですが、移住者が多い町は当然ですが移住者を増やすために行動しています。
「当然だろ」と言いたくなりますが、意外とこれができていない地域が多いんです。
ホームページや移住情報をまとめたパンフレットを作ってるよ
確かに移住定住促進活動の一つですが、ポイントは積極的に交流人口を増やす企画をしているかです。
新卒採用を想像してみてください。
応募してもらうために、涙ぐましい努力をしていますよね。
- インターンシップを企画
- 学校訪問
- 就活生に役立つセミナー開催
- 社員紹介を促す
- 求人広告を出す etc
今、総務省統計局によると日本全国で人口が増えている県は、たった7県しかありません。
東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、福岡県、沖縄県の7都県。
期待イメージが既に高い東京や沖縄以外の地域は、受け身で待っていても人口は増えません。
国や県知事に任せるのではなく、自治体と地域住民が協力して取り組みをしないと移住者が増えるなんて絶対に不可能です!
移住者を待つだけのスタイルは、いますぐ捨てましょう。
恵那市の交流人口を増やすための取り組み
──私は元恵那市職員で、人口減少対策をしています。
「なんとか空き家だけはゼロにしたい」と思って活動しています。
恵那市は、大島さんが始めた古民家リフォーム塾によって交流人口が増え、移住者を増やすことに成功しました。
今では、移住したい人はいるのに空き家の方が足りないほど。
これは田舎暮らしを志す参加者を募って、自分自身の手で古民家のリフォームをみんなでやってみようではないか?という企画です。
塾生は地元のプロの大工さんに指導を仰ぎ、安全対策も含め、家を作るための基礎技術を習得することができます。
またこの空き家リフォーム塾を通して、移住希望者の方々に実際に1泊2日で串原で生活をしていただき、約1年を通して、四季折々の串原を見てもらえるようになりました。
我々も皆さんと同じ釜の飯を食ってみれば、その“人となり”が分かるということです。引用: 恵那の暮らし
単純に、古民家リフォーム塾をマネすればいいというわけではありません。
地方創生ならぬ、地方模倣では地域活性化はしません。
しかし、恵那市のように地域が積極的に移住定住促進に取り組む姿勢は、大いに見習うべきでしょう。
移住者が多い町の特徴2:自己中心的な考え方をしない
移住定住促進はどの地域も喫緊の課題。
日本全国で過疎化が進んでいます。
その結果、地方移住者という限られたパイの奪い合いになっているのが現状です。
優れた地域は自分たちの地域だけがうまくいけばいいと思って活動していないんですよね。
地方創生やSDGsと言った大きなテーマは、高い視座(利他の心)を持って活動することが大切です。
恵那市の他地域への移住定住促進の取り組み
──私たちは恵那市だけが移住者が集まればいいと思っていません。
地域と都市の架け橋になる役割を担っています。
恵那市でもうまく行ったリフォーム塾の取り組みを、周りの自治体にも展開しています。
空家や古民家のリフォームは、長期間かかる大きなプロジェクトです。
そんな大変な思いをして、展開されている姿に頭が下がりますよね。
他地域に成功事例を展開することは、貴重な移住者を他地域に流す自らの首を締める行為。
移住者を短期的に増やすなら、自分たちの地域ファーストで行動した方が良いように思います。
しかし、自分たちだけの視点で考えていても地域活性化はうまくいかない。
このことを改めて気づかせていただきました。
移住者が多い町の特徴3:よそ者を受け入れる地域住民の人柄
恵那市に移住者が集まる最大の要因は、よそ者を受け入れる地域住民の人柄だと大島さんはおっしゃいます。
一般的に、田舎はムラ社会の傾向が強くよそ者をはじく傾向があり、しばしば仲間外れになります。
以前、地方移住者が田舎を離れる原因は孤独だと紹介したとおり、地域の仲間にいれてもらうために移住者から輪に入っていくのって結構ハードル高いんですよね。
地元住民から、地方移住者に興味を持ってもらえるだけでも、移住者の心理的な壁はかなり楽になります。マジで。
恵那市のよそ者を受け入れるための支援の取り組み
──恵那市は外の人を受け入れる住民ばかり。
よく他の自治体から驚かれます。
恵那市では、「都会に住みながら週末だけで物件を探すのは大変だろう」と、警察官駐在所をリフォームし待機移住施設を用意しています。
なんと、移住検討者は無料で宿泊可!
でも、恵那市の地元住民は、待機移住施設に人がいれば、我先にと自分の家に招待するらしい。笑
また、岐阜県恵那市には、「中山太鼓」という伝統のお祭りがあります。
現在、参加者のうち40%は県外在住者!
他地域の人を受け入れ、参加してもらうことで、運営しているそうです。
流出してしまった若者も、いつでもUターンして祭りの輪に入ってもらえるように、伝統の踊りを中学校の必修科目として教えています。
ここまで、よそ者を受け入れられるのはなぜでしょう?
何か秘訣があるのか、気になって聞いてみました。
恵那市の地域住民が、ここまでよそ者を受け入れるようになった秘訣はなんですか?
周りからも驚かれますが、元々なんです。
秘訣は特にありませんでした。笑
移住者が多い町の特徴4:地域を変えようとする熱意ある大人が多い
一昔前は、スローライフを求めて田舎暮らしを考える人が大多数でした。
出典 クロス・マーケティング
しかし、今は地方にチャンスや目的意識を持って移住する『Mターン』する若者が増えてきています。
やりがいのある仕事があり、面白い人と活動できる地域なのかどうなのか。
その判断基準は、前述したとおり地域住民と会った時の雰囲気です。
地域を変えようと立ち上がった大人がたくさんいると、常に挑戦しているストーリーが生まれるんですよね。
これが、地方創生や地域活性化に取り組みたい都会の移住者には刺さるんですよ!
僕が島根の移住を決断できたのも、島根があちこちのエリアで面白い取り組みをしてるからなんやで!
恵那市の地域再生のための取り組み
──このままでは、過疎が進み町が消滅してしまう。
「みんなでやろまいか!」を合言葉に、奥矢作移住定住促進協議会を発足して活動しています。
大島さんは元々恵那市のイチ職員。
しかし、矢作川上流域で発生した恵南豪雨災害を経験し、それを機に“山を再生する”という志を立てられました。
以下の写真は災害直後のダムの水面です。
僕だったら、この現場を見たら絶望しかないけど、志を持つキッカケとした大島大地さんハンパねぇ。
あなたなら、この状況から地域再生をするとき何から取り組み始めますか?
・
・
・
大島さんは「一人では何もできない」と、自分の考えに賛同してくれる同志を集め始めたそうです。
1年もかけて。
そして、後にNPO法人 奥矢作森林塾の設立や奥矢作移住定住促進協議会の発足に繋がっていきます。
中途半端は絶対だめ!やるなら覚悟が必要!
地方創生で一番もったいないのは、一過性の取り組みで終わってしまうことです。
そうならないためには、一枚岩となれる仲間づくりが極めて重要。
一人では小さなことしかできなくても、人が集まれば大きな力になるのです。
移住者が多い町の特徴5:先人による移住者コミュニティがある
以前こんなつぶやきをしました。
【脱東京する人への最低限のアドバイス】
①若い地方移住者の受け入れ実践がある地域を選ぼう
②地方移住前から現地の人とコンタクトを取ろう
③地域を選び直せる引っ越しをしよう(ローンを組んで家買うとかダメ)
この3つを守ればひとまず大丈夫🙆♂️#失敗しない地方移住論
— はまちゃん@島根の地方移住ブロガー (@wakuwakukeigo) June 5, 2019
1つ目に「移住実績がある地域を選ぼう」と言ってるとおり、先人(先輩移住者)がいるかどうかは田舎暮らしを後悔しないための重要ポイントだと、僕は考えています。
さらに、移住コミュニティがあれば最高!
地方移住者は不安なんです。
移住する前に、先人たちから話を聞きたいと思ってるんですよ。
地域の方たちには、移住希望者が安心して話せる場を作ることの重要性を知ってもらいたいですね。
恵那市が移住者コミュニティを作るために行う取り組み
──まず最初に、いつ来ても遊べるような基地を作りたかった。
今ではリフォーム塾には、県外から何度も来てくれるリピーターがいますね。
恵那市では、定期的にリフォーム塾をはじめ、交流の機会を多く作っています。
- リフォーム塾
- 田舎暮らし体験ツアー
- 古民家カフェ
- 農具・民具の有効活用研修
- 解体研修
- 囲炉裏基礎ブロック積研修
- 各種体験プログラム
大人気のリフォーム塾ですが、まず最初にしたことは基地作り。
恵那市には、鍵がなくいつでも自由に集まれる「結の炭家」があるんですよ。
行けば誰かしらいる溜まり場って素敵。
そして、過疎地域にわざわざ行きたいと思う田舎体験プログラムを数々用意して、塾生たちと地域住民の交流会が頻繁に開催する。
まさに、交流から移住定住に繋げる流れが出来上がってますよね。
「コミュニティマネージャーがいるのでは?」と思うほど、恵那市は場作りがうまいですね。
移住者が多い町の特徴6:補助金や助成金をうまく活用している
僕も昨年、事業作りに補助金を活用し、今年はなんとか自分たちでやってます。
地方創生事業はマネタイズが難しく、補助金はスタートダッシュに効果的。
でも、依存してたらダメ🙅♂️
補助金情報を毎日確認してる人、周りにいるんだよな^^;
補助金依存の悪循環 @shoutengai|https://t.co/Ru48IoZIrm pic.twitter.com/EhoY4ZD8o8
— はまちゃん@島根の地方移住ブロガー (@wakuwakukeigo) September 12, 2019
補助金や助成金に頼りきりはダメですが、地方創生事業はマネタイズが難しいんです。
移住定住なんて、その最たるものじゃないですか?
ぶっちゃけ、補助金を一切使わずに地域活性化をさせることはかなり難しいです。
金策もしながら、片手間でやってもうまくいかないので、補助金はやっぱり必要。
人によっては、「補助金を使うのは悪」という人もいますが、依存したらダメなだけで利用するのは全く問題ない。
言ってしまえば、地域おこし協力隊の給料も税金で給料が賄われてるわけですしね。
クラウドファンディングや補助金など、使えるものは効果的に使って事業をスタートダッシュさせましょう。
恵那市の補助金を活用する取り組み
──協議会がないと補助金が取れないものもたくさんあります。
恵那市の原資確保術は、見事という他ない。
詳しくは紹介できませんが、協議会やNPO法人といった規模まで成長させれたことが、資金調達の成功要因になっています。
大島さんが同志を集めずに、一人でやってたらただの個人のボランティア活動で終わっていたかもしれません。
お金周りの詳しい話を聞きたいなら、大島さんの講演か岐阜県恵那市まで視察に行ってね。
移住者が多い町の特徴7:情報発信をして県外に魅力を届けている
どれだけ素晴らしい活動をしていても、情報発信不足だと伝わらないので意味がありません。
情報が届いていないなら、この世に存在してないことと同じ。
田舎はどうしてもアナログが多く、発信活動が苦手な過疎地域が多いですがこれを言い訳にしていてはずっとこのままですよ?
だから、僕らブロガーと行政がうまく連携できたら面白いだろうなって思ってます。
僕のブログでも、地域おこし協力隊の募集方法の提案を行ってます。
島根については、このような思いを持っています。
島根や地方移住に関する発信力はそれなりに持っているので、協働できそうなことがあればお気軽にお問い合わせください。
自治体でも個人でも、なんでもOK!
恵那市の他地域への情報発信方法
──今は一切PRしなくても人が集まるようになってきました。
恵那市でも、最初はDMを送ったりしても反応はさっぱりでした。
しかし、今ではPR一切ゼロで、毎月たくさんの人をリフォーム塾に集めてるんですよ。
失礼ですが、岐阜県恵那市は知名度もなければアクセスも決していいとは言えないド田舎。
ホームページなどを見ても、素晴らしいデザインという訳でもありません。
一体全体なんでなの!?
その秘密は
・
・
・
リフォーム塾に参加した人が、SNSで勝手に写真や口コミを拡散してくれるから。
本当に今は便利な時代になりましたね。
でも、拡散してもらうのも簡単ではありません。
リフォーム塾に参加した人が、心から感動したからこそ善意での拡散が起きているんです。
この状態を作り上げた恵那市あっぱれ!
移住者が多い町の特徴8:移住者と腹を割って話し手厚くフォローする
最後にもっとも僕が感動した、移住者が多い町の取り組みをご紹介します。
セミナーが終わった後に、大島さんの奥様が自然とやっていることとしてお話くださったことです。
これは、おそらく岐阜県恵那市のオリジナルだと思いますが、移住者が集まる場所の共通点と言えるはず。
恵那市が取り組む移住者とのコミュニケーション
──(奥様)私たちは、移住を考えてくれている人と、腹を割って話すようにしています。
メリットよりもデメリットを伝えているし、やってくれないと困ることも全部話してる。
もちろん、ご飯を作っておもてなししながらね。
──(大島さん)その上で移住してくれたら、移住初日に挨拶をしに行ってます。
仕事先の斡旋や、田舎で生き抜く術を教えたり、後悔してもらいたくないからできることは全部やります。
大島さんたち夫婦の移住者を受け入れる覚悟が伝わるだろうでしょうか?
地方移住者という赤の他人を、まるで家族のように厳しく愛情と責任を持って、地域に受け入れようとしてくれています。
以前、以下の記事で散々地方移住者が以下に孤独なのか、これでもかというほど書きました。
- 地方移住者=自己紹介タイムがない学校の転校生だ!
- 地方移住者=社風に合う合わないを無視して入社させる企業の新入社員だ!
様々な反響がありましたが、実際仕事でもなく地元住民が移住者を受け入れてくれる地域なんてないと思ってたんですよ。
でも、恵那市のように、いや、大島さんご夫婦のように、移住者目線で考えてコーディネートしてくれている人がいることに、僕は感動しました。
ここまでのフォローをされているからこそ、町の人口の1割が移住者で都会に帰った人が1人もいないのでしょう!
本当に素晴らしい!!
まとめ:過疎地域が移住者が多い町になるためには交流人口増やす熱意ある取り組みが大事!
今回は、岐阜県恵那市の大島さんのセミナーを元に、移住者が多い田舎町の8つの特徴と取り組み事例をご紹介してきました。
- 交流人口を増やす企画をし積極的に取り組んでいる
- 自己中心的な考え方をしない
- よそ者を受け入れる地域住民の人柄
- 地域を変えようとする熱意ある大人が多い
- 先人による移住者コミュニティがある
- 補助金や助成金をうまく活用している
- 情報発信をして県外に魅力を届けている
- 移住者と腹を割って話し手厚くフォローする
岐阜県恵那市では、交流人口を拡大し移住定住へと繋げる、素晴らしい活動をされていましたね。
貴重なお話をご紹介いただいた、岐阜県恵那市の地方移住推進サポーター大島光利さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
「いい話が聞けたなぁ〜」で、終わってはいけませんよ!
こんな長い記事を最後まで読んだあなたは、紛れもなく地方創生のリーダーの素質を持っています。
恵那市の事例を学んで、何をしますか?
もちろん、事例をただマネるだけで移住者が増えるほど、簡単なものではありません。
それでも、移住者を増やすために、必ず必要なことがあります。
それは、移住者の気持ちを考え、熱意を持って取り組むこと。
移住者が多い町になるのは、簡単なことではありません。
しかし、できないと諦める前に、小さなことからでいいのでできることから始めてみましょう。
そうすることが、地域の未来を救うことになるのです。
このブログもそうですが、島根で僕も取り組んでいきます。
一緒に取り組みたい人は、気軽にお問い合わせください!
最後は、岐阜県恵那市のキャッチフレーズで記事を締めましょう。
いきますよ?
せーの!
「みんなでやろまいか!」
コメントをどうぞ