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地域おこし協力隊のその後を逆算!任期終了後に向けて起業する気で仕事を作れ

地域おこし協力隊のその後(任期終了後)を逆算せよ!田舎で起業する気で仕事を作り定住しよう地域おこし協力隊

こんにちは!気持ちだけは地域おこし協力隊のはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。

地域おこし協力隊として新たなキャリアをスタートするあなた。

田舎暮らしが楽しみで仕方ないことでしょう。

そんなあなたに1つ聞きたい。

 

地域おこし協力隊のその後(任期終了後)の仕事を考えていますか?

 

もし、『なるようになるさ精神』だとしたら注意が必要。

地域おこし協力隊の3年間という貴重な時間が無駄になり、理想の田舎暮らしが実現できないかもしれませんよ?

学生時代を思い出してください。

入学したと思ったらすぐに卒業で、「3年間もっと充実させておくべきだったっ…!」と後悔したことはありませんか?

それと同じです。

 

地域おこし協力隊で田舎に定住したいのにできないのは、その後から逆算して行動していないからです。

僕が、これから地域おこし協力隊として様々な活動をするあなたに言いたいことは1つ。

今すぐ任期後を逆算し、田舎で起業する気で活動してください。

今回の記事では、地域おこし協力隊の任期終了後の仕事と定住率のデータを読み解き、起業を勧める理由+今すぐすべき対策について解説していきます。

サクッと読めるので、地域おこし協力隊にこれからなる or 活動中のあなたは、ぜひ目を通してください。

あなたの貴重な3年間を無駄にしないために。

 

地域おこし協力隊のその後データを調べてみた。任期終了後の仕事と定住率は?【起業は3割】

地域おこし協力隊の任期を終了した人は、どんな仕事をしていて定住率はどれぐらいなのでしょうか?

地域おこし協力隊は全国に4976名(平成29年3月現在)もいるので、色々なキャリアが想像できますね。

その後についてデータを見てみましょう。

 

任期満了(3年間)をして卒業する隊員は約半分

そもそも、地域おこし協力隊の任期満了するのはどれぐらいか。

総務省のデータによると、平成29年3月31日までに任期終了した隊員は2230人。

人数
全地域おこし協力隊4976人
任期満了者2230人(45%)

約半数が、任期終了後まで活動し続けていることがわかりますね。

定住率は約6割

任期終了後の隊員の動向(概要)

出典 総務省

 

上記の資料は、地域おこし協力隊の定住率を表しています。

平成29年3月31日までに任期を終了した隊員の累計は 2,230人。

そのうち、地域おこし協力隊の活動地に48%(1075人)、近隣市町村も含めると63%(1396人)も定住していることが資料から読み取れます。

人数
全地域おこし協力隊4976人
任期満了者2230人
 活動地に定住 1075人(48%)
 近隣地域に定住 321人(14%)
 条件不利地域に転出 155人(7%)
 その他に転出 277人(12%)
 不明 402人(18%)

地域おこし協力隊は、都会の人を地方に移住させて定住させるための制度なので、一定の効果が見込めていると言えるでしょう。

次に、活動地と同一市町村に定住した48%(1075人)に絞って、任期後にどんな仕事をしているのか見てみましょう。

 

仕事は起業が3割、就職が5割

同一市町村に定住した隊員の進路

出典 総務省

 

活動地域で定住を決めた地域おこし協力隊のうち、約3割は起業し、約5割就職して仕事をしていることが読み取れます。

起業した隊員の仕事の業種は以下。

任期終了後定住した隊員の動向(起業編)

 

就職者の仕事の業種は以下。

任期終了後定住した隊員の動向(就業・就農等編)

卒業後は、様々なキャリアの可能性があります。

地域おこし協力隊として農業に従事する人も多いので、就農者も14%と結構割合は多いですね。

未経験で農家になるには? 資格・条件は? 脱サラ女子が農業転職とゼロからの始め方を語る

 

起業に関しては、前回の調査である平成27年では17%でしたが、平成29年度は29%と大幅に割合が増えています。

一般的にハードルが高いことと思われがちですが、地域おこし協力隊の任期後のキャリアとしては一般的ですよね。

なぜこれほどまでに起業する人が多いのでしょうか?

理由は2つあると思われます。

  1. 3年間も協力隊の活動をしたら、一般企業に復帰するのが難しいため起業した
  2. 地域おこし協力隊という制度が起業を目指す人にとって、非常にありがたい特典があるから

特に2の理由から、地域おこし協力隊のその後のキャリアとして、起業は頭に入れておきたい選択肢です。

 

地域おこし協力隊はその後の仕事どうする?任期終了後は田舎で起業がしやすいよ

地域おこし協力隊 100万円 もらえる

地域おこし協力隊の3年間の任期終了後まで全うしたら、次の仕事はどうしましょう?

就職もいいけど、地域おこし協力隊は起業支援があるので独立するのもオススメですよ。

 

地域協力隊の任期終了後に起業をオススメする理由

地域おこし協力隊は、田舎で起業したい人にはもってこいの制度。

田舎は求人数も少なく、あなたの思い描く仕事が見つからないことは少なくありません。

地方,田舎はろくな仕事がないはウソ!求人が少ないは現実【理由を解説】

 

なので、僕のオススメは任期終了後までに繋がりを作り、起業して自分が田舎でやりたい仕事を作るパターンですね。

地域おこし協力隊のその後に起業する主なメリット↓

  1. 任期終了後に起業をすると100万円がもらえる
  2. 活動で築いた人脈を活かせる
  3. 3年間かけて田舎暮らしに慣れ、起業準備ができる
  4. 田舎では初期費用を安く起業できる
  5. 田舎は競合が少なく差別化がしやすい

 

特に、①の起業支援金で100万円の援助があるのは使わないと損なレベルの制度ですよね。

これを目当てに地域おこし協力隊を目指す人もいるとか。

 

無計画だと100万円がもらえない場合もあるから起業・定住に向けた逆算が必要

ただし、勘違いしないでほしいのは地域おこし協力隊が起業すれば、無条件で100万円がもらえるわけではないということ。

市町村や行政から承認される必要があります。

  • 活動場所と居住地が違ったらダメ
  • 地域活性化でない事業で起業するとダメ
  • 地域おこし協力隊が2年間してからの企業だとダメ 等

市町村によって決まりや条件が変わります。

 

いざ、地域おこし協力隊で起業しようと思って助成金がもらえなかったらたまったもんじゃありませんよね。

そうならないためにも、地域おこし協力隊になる前からその後を見据えて逆算しておくべきです。

起業する気が最初はなくても、「どっちみち任期終了後の仕事をどうするか」はいずれ考えなければいけない問題。

実際、「任期後のキャリアをどうしようか…」と悩んでいる、現役の地域おこし協力隊は多くいらっしゃいます。

地域おこし協力隊が『田舎に定住したいのにできない』一番の理由は、その後を見据え任期後の仕事を作ってないからです。

充実した3年間を過ごすためにも、ビジョンを持っておきましょう。

 

地域おこし協力隊が任期終了後に起業で仕事を作るためにやるべき3つのこと

地域おこし協力隊は、任期終了後に向けて3つのやるべきことがあります。

  1. 定住するために起業を考えてることをアピールしておく
  2. 未来(任期終了後)のビジョンを持って逆算思考を身につける
  3. 副業を軸に田舎に合ったビジネスモデルを作る

それぞれ解説しましょう。

 

①定住するために起業を考えてることをアピールしておく

地域おこし協力隊の目的は定住で、行政職員も期待しています。

明確に決まってなくてもいいので、「3年後はこの地域で定住したいです!田舎で起業したいです!」と市町村の役場で伝えておきましょう。

なーに、どうせ細かい事業プランなんて聞いてきませんよ。

なんとなくある起業アイデアをベースに、行政職員と一緒に事業を考えていけばいいんです。

 

しかし、任期終了間近でいきなり起業の話を出しても時すでに遅し。

早い段階から、根回しをしておくからこそいいんです。

自分の将来について、行政職員に共有をしていないのなら今すぐ行いましょう。

理想を言えば、地域おこし協力隊の給料をもらってる間に、前倒しで起業してしまうのがベストですね。

 

田舎の起業で役立つ書籍を紹介しておきます。

 

②未来(任期終了後)のビジョンを持って逆算思考を身につける

起業に限らず、自分の人生を成功させたいなら目的やゴールからの逆算思考が不可欠です。

逆算思考は、目的を達成するために今何をしていなければいけないか、という考え方。

目的や目標から逆算するからこそ、無駄な仕事に時間を使わずあなたにとって一番大切で優先順位で高いことから取り組むことができます。

地域おこし協力隊のその後、事業計画書を作るときにも役立てられるぜひ身に付けたいスキルです。

 

とはいえ、習慣化するまでが大変。

一般的に、「21日間続ければ習慣になる」と言いますが、人間は弱いので一朝一夕でできることではありません。

僕のオススメは、今ある習慣の中に取り入れることです。

逆算思考を身につけるための一番身近で簡単な方法は、手帳を変えること

 

ダントツでオススメなのが、7つの習慣の入門手帳「フランクリンプランナー」にすることです。

僕は元人事コンサルタントなのですが、膨大な仕事を処理するために時間の使い方を見直すきっかけをくれました。

騙されたと思って買ってみてください。人生変わりますよ?

 

逆算手帳も評価が高いですね。

 

合わせてエッセンシャル思考を読めば完ぺき。

 

③副業を軸に田舎に合ったビジネスモデルを作る

田舎の起業というとどんなイメージでしょうか?

はっきり言って、大きな事業でドカンと稼ぐことは適してません。

というよりも、クラウドソーシングで5万円、ブログで5万円、カフェを運営して10万円、家に外国人観光客を泊めて5万円、自分のスキルを売って5万円で計30万円。

というように、複数の仕事を組み合わせて生活していくパラレルキャリアが目指す姿です。

 

地域おこし協力隊の場合、協力隊の活動に加え、副業がその第一歩となります。

だから、副業禁止の自治体はできる限り選ばない方が良いでしょう。

副業禁止の地域おこし協力隊はNO!雇用形態は"雇用関係なし"の自治体にしよう

 

今はパソコンやスマホがあれば、在宅でもカフェでも場所に囚われずに自由に仕事ができる時代。

自分でできる仕事はないものか、一度考えてみてください。

最初の一歩は、クラウドワークスに登録してどんな仕事があるのか1回探すことから。

僕はブログを始めたり、クラウドワークスでライターとして活動して副収入を得ています。

 

クラウドワークス:時間や場所にとらわれず自分のスキルにあった仕事ができる

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CrowdWorks(クラウドワークス)は、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。

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その他、プログラミングやデザインのスキルがあればさらに仕事の幅が広がりますね。

スキル不要でもできる仕事があるので、まずは登録してどんな仕事あるのか見てみてください。

登録は無料です。

 

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もちろん、登録は無料です。

 

まとめ:地域おこし協力隊はその後を見据えて行動せよ!任期終了後に起業する気で仕事を作って定住しよう

今回の記事では、地域おこし協力隊のその後について話してきました。

POINT

  • 地域おこし協力隊は任期終了後を逆算して田舎で仕事を作る必要がある
  • 100万円の援助がもらえるので起業がオススメ
  • ただし、逆算をして計画しないとダメ
  • 対策①:起業して定住する考えを周囲にアピール
  • 対策②:未来のビジョンを持っておく
  • 対策③:副業をしてパラレルキャリアを目指す
  • 田舎で仕事を作る最初の一歩として副業に取り組んでみる

 

起業というと大きなことのように思いますが、要は「地域おこし協力隊の任期後に何をするかしっかり考えておきましょーね」という話。

何も考えずに3年間過ごすと、地域おこし協力隊の活動を活かせませんし、3年という貴重な時間が無駄になります。

起業するにしてもしないにしても、田舎で生きていくなら稼ぐスキルは身に付けて置いて損はありません。

 

地域おこし協力隊の活動は、その後を見越して任期後の事業を作る気持ちで取り組みましょう。

そして、空き時間にクラウドワークスで副業するようにしましょう。

その行動が任期終了後のあなたの仕事を作ります。

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コメントをどうぞ

  1. 窪田征司 より:

    地域おこし協力隊員の期間終了後の地域への定着にはそれぞれの受け入れ自治体による定住支援策が求められます。特に新規開業や新規就農支援に関しては「初期投資負担の軽減化と収穫収入までの時間差の短縮化による開業しやすい手段の提供」に関する日本公庫等との提携が必要ではないかと思う。例えば田植え後の棚田への稲作参入や新規参入年度から収穫がある果樹園成園の継承による参入機会の提供があれば、収穫収入までの時間差の短縮化により参入しやすい。参入時の希望や目標の登録により、参入期間終了後の希望と夢を持たせたい。収穫が見える日本公庫の融資は取り組みやすい。

  2. 窪田征司 より:

    地域おこし協力隊員は先代のない新規参入者(農業への新規独立自営者)同等に日本農業の将来にとってとても大事な人財です。毎年農業の先代を継承する数は限られていますが、地域おこし協力隊員と新規参入者は支援の在り方によっては倍増の可能性を秘めています。農業の先代を持たない彼等への「新規参入しやすい手段の提供」により、日本農業を再生できる可能性があります。国がそのことに早く気ついてくれることを願っています。

  3. よっちゃん より:

    22年ぶりに故郷、岩手県釜石市を訪れました。
    震災から8年が経過しているので、市内は元のように整備されています。
    またイオンが開業したので、街にはある程度の集客もあるようです。
    しかし街には活気がなく、まだまだ再生可能な部分があるのではと感じました。
    ここからが本題なのですが、地域おこし協力隊として赴任し、愛知県のモーニング文化を広め、地域住人が集まる場所を提供し、また他市からも来ていただけるような魅力あるカフェを開いたら少しでも街の活気が取り戻せるのではと考えました。
    また、地域おこし協力隊の活動を通して地域のニーズを探り、プラスアルファの活動ができるのではと思っています。
    私の本業は介護福祉士なので、もしもの際にもとりあえず収入面は確保できるかなぁと思っているのですが…
    どう思われますか❓

    • はまちゃん より:

      コメントありがとうございます。
      故郷へのUターンを考えているのは、素晴らしいですね^^

      愛知県のモーニング文化ですか!
      面白いことを考えられていらっしゃいますね。
      僕もですが、地域コミュニティを作ることはかなり重要だと思います。
      カフェを作ることは僕も何度か考えましたが、リスクをなかなか取りきれずにいます。
      まずは、地域のカフェスペースを借りて朝活をしたり等小さく始めて、地域との関係性をしっかり作っていくとうまくいくかもですね。

      そういう点では、地域おこし協力隊で活動してみるのはいいかもしれません。
      行政の力を使って、人の縁を繋いでくれますし、お金をもらいながら起業準備ができます。
      居抜き起業ができれば、さらに初期費用を抑えられます。
      コンセプトと人が何度も来たくなる仕組みを、ぜひ築いていってください。

      また、医療・介護のニーズは途切れることはなく、専門的な仕事のため収入の確保はできると思います。
      ただ、「仕事の選択肢が増える」という状態ですが、食いっぱぐれないかどうかは別問題のように感じます。
      現場仕事が好きでなかったり、体力の低下により続けなくなることもあるかもしれません。

      なので、ぜひ複数の収入の柱を築くように、仕組みづくりに少しずつでいいのでください。
      例えば、副業で月5万円でも入ってくれば、カフェ運営をするにしてもかなり精神的な安定感が生まれます。

      「イチかバチかでビジネスはせず、スモールビジネスから始める」
      これが何よりも大事だと僕は思っています。
      偉そうに失礼しました。
      挑戦を応援しております^^

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