こんにちは!都会から田舎に移住したはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。
この記事を読むあなたは、
- 田舎暮らしは不便って聞くけど具体的には何が?
- 地方移住したらどんなストレスを抱えるんだろう?
- 都会と比べて田舎の問題点って何?
と、お悩みではないでしょうか?
「都会の生活でストレスが溜まるから田舎でゆったりしたい」
僕自身、都会でブラック企業並に働いていたので、その気持ちはわかります。
都会の満員電車や働きづめの生活を続けると、ストレスが溜まりますよね。
その解決策として田舎暮らしを考えているかもしれませんが、田舎は田舎で過酷なのでストレスが溜まります。
特にど田舎暮らしは危険で無理ゲーと言えるレベル。
この記事では、田舎暮らしの不便な点とストレス例をご紹介しつつノンストレスの移住方法をご紹介していきます。
移住してから後悔しないように、サクッと読んでおきましょう。
タップできる目次
ド田舎暮らしは不便で無理!都会から地方移住したら抱えるストレス例
僕は田舎は田舎でもいきなりド田舎で暮らすことはやめた方がいい、と思っています。
ド田舎とは?
- 人口1万人以下
- 交通機関が破綻しており電車が配線 or 駅まで遠い
- バスの路線がなくなりかけ or なくなった
- ショッピングモールまで車で1時間
- 病院や介護施設が近くにない
- 若者がとにかくいない etc
いわゆる中山間地域ですね…
地方創生として関わりたいですが、初めて田舎に住むとなるとやっぱりキツイ(;o;)
なぜなら、あなたが思っている以上にド田舎は不便で、田舎に住んだことがない都会出身者はストレスを抱えやすい過酷な環境だからです。
ド田舎暮らしの代表的なストレス例は以下。
- 仕事
- 人間関係
- 理想と現実のギャップ
①仕事と②人間関係については後ほど紹介するとして、③理想と現実のギャップについて補足しておきましょう。
都会出身者がド田舎に暮らして感じる理想と現実のギャップ
都会出身者が地方移住を検討する理由の多くは、田舎のスローライフや自然環境に恵まれた暮らしに憧れたからです。
出典 クロス・マーケティング
『スローライフ=田舎暮らし』をメリットと考えて、移住を検討しているというわけですね。
それ自体は全く問題ないですが、最初に伝えておきたいのは田舎暮らしは甘くないということ。
事実、大変なことも多く、田舎暮らしを始めて後悔する人が続出しています。
この事実からわかることは、『ど田舎暮らし』の生活は不便で過酷ということ。
記事を読んで「無理!」って思った人も多いのではないでしょうか?
地方を甘く見ては行けません。
不便なことや大変なことを承知した上で、地方移住を決めましょう。
そうしなければ、「こんなはずじゃなかった…田舎暮らしもう嫌…」と後悔することになってしまいますよ?
次章から、ど田舎暮らしの代表的な問題点をあげていきます。
ド田舎暮らしは不便だけじゃない!地方移住する都会育ちには無理ゲーな環境でストレスが溜まる
ここでは、ド田舎暮らしにスポットを当てて、不便なことや無理ゲーだと感じる8つのことを紹介していきます。
全ての田舎に当てはまるわけではありませんが、ストレスの種がそこら中にあることは知っておくべきでしょう。
①ど田舎は通勤・通学が不便過ぎ!車がないと生活できない
田舎でまず心配なのは仕事ですよね。
ど田舎は特に仕事の求人が少ないので、就職すると離れた地方都市に通勤することになります。
同様に、子どもも遠く離れた学校に通学します。
これって、結構不便ですよ。
車がないとガチで生活できなくなるので、エンジンがエンストしたり道路が凍結すると即死活問題になります。
電車を使う場合も注意が必要で、僕が住む島根では1時間に1本しか電車がありません。
バスは観光名所を回るものぐらいです。
また、病院や介護施設まで片道何時間もかかる場所だと、正直無理です。
住むには相当の覚悟が必要でしょう。
②周囲の住民と人間関係を築けなかったら村八分で孤立する
「地方移住したら、地域住民との距離感や地域の風習・習慣に馴染めるかな?」と不安になる人も多いでしょう。
全ての田舎がそうとは言いませんが、よそ者をよく思わない人が田舎には多いです。
Iターンは当然として、一度都会に出たUターン者を裏切り者(?)扱いする地域もあります。
しかし、それ以上にヤバいのが村八分(地域住民が結託して特定の家と絶交すること)。
ど田舎に行けば行くほど、村八分のリスクが上がります。
地方移住先が、村八分(村民全体が結託して特定の家と絶交する行為)だとたまったもんしゃないな😰
記事では防止策として、「役所内にある移住の担当部署や地元弁護士会に相談」とあるが、【移住先+ブログ】で検索してみてはどう?
僕は今後の移住希望者が失敗しないために田舎の現実を発信してます。 https://t.co/EhPXyNJhWH
— はまちゃん@島根移住×(仮)婿養子×地方創生 (@wakuwakukeigo) 2018年11月28日
村八分は、11年間で、日本全国316件も発覚したそうです。
村八分にあったら、その地域に住み続けることはほぼ不可能。
人付き合いが苦手だと、無視できない大きな問題になるでしょう。
人間関係のストレスは、たまったものじゃありません。
地方移住してから定住しない原因をホンネで語りました。
③地域の付き合いや消防団活動が半強制的
田舎のメリットでよく言われることとして、「田舎は人の繋がりが強く助け合って生活する」ということがありますよね?
確かにメリットではありますが、ストレスを感じる要因でもあります。
その代表例が、地域の付き合いのイベントの手伝いや消防団活動。
僕も都会育ちだからわかりますが、地域の行事って参加するのは自由ですよね。
一方で、ど田舎はそうはいきません。
- 地域の清掃活動
- 草むしり
- 秋祭り など
人口が少ない分、みんなで助け合って行かなければなりません。
また、消防団活動は都会出身者には馴染みがないないのではないでしょうか?
消防士とは別に、民間で作られる消防団体です。
まさか、消防士でもないのに消防車を運転するとはね。
本来民間団体は入りたい人だけ入るものですが、熱烈な歓迎を受けたり「みんな入っているから」という謎理由で入団させられる人も多い。
僕は全否定する気はないですが、闇も深いので田舎に移住したら絶対入ってはいけない組織とも言われています。
このような付き合いが、田舎暮らしを始めるとたくさんあるので、楽しめない人にとってはストレスが溜まります。
④プライベートがなく噂話が早い
田舎の噂はツイッターよりも早い。
基本的にみんな暇なので、ゴシップネタが最大の娯楽です。
ド田舎の小さな村などは、基本的に皆顔見知りで情報が筒抜けです。
「●●さんの子どもは△△大学行くんですって」
「XXさんの旦那の浮気で離婚したんですって」
「□□さんの家の会社そろそろ倒産するらしいわよ。」
僕の耳にも、知りたくもない情報が回ってきました。
噂を聞いてるということは、反対に自分が噂の対象者になっていることもあります。
保守的な人が多いので、何か新しいことをしようとした時に噂によって根回しされて潰されることも。
⑤天候が過酷で津波や土砂崩れなど自然災害のリスクも
ど田舎は、人口が少なく過疎地域。
中山間地域とも呼ばれますね。
では、なぜ人が少ないかというと、単純に住み続けるには厳しい土地である場合が多い。
特に土砂崩れや水害の被害が多く、地域によっては台風がよく来たり、豪雪・大雨地域、地震のリスクが高いという場所も。
海の近くでは、塩害の被害もありますね。
田舎では常に自然災害がつきまとい住みづらい可能性がある、と思っていた方がいいです。
だって、住みやすい地域だったら人口減少なんてならないはずでしょ?
洪水・高潮・地震・津波・液状化など、移住候補地のハザードマップを確認しておきましょう。
⑥田舎は仕事が少なく選択肢が限られる
地方移住者の不安なことは、やはり田舎で仕事があるのかどうか。
データを見ても、「田舎で働き口が見つからない」ことが地方移住の一番の問題点となっています。
田舎は求人数が少なく仕事の選択肢という面では、間違いなく仕事はなくて不便。
ド田舎はこの傾向は顕著で、業界・業種・職種は固定されています。
その上、給料も安いです。
とはいえ、田舎にろくな仕事がないわけではないわけではないので、希望は持ってください。
未経験で農家になる方法もあります。
⑦虫・動物・害獣被害
ド田舎と虫は、切っても切れない関係。
田舎に移住するならある程度覚悟しましょう。
地方都市はまだカメムシ程度ですが、ど田舎は大きなムカデやゲジゲジが家の中に出ることも。
動物や害獣被害も見逃せません。
地域住民は慣れているかもしれませんが、マムシが出たら普通はかなりビビります。
夏は夜中のカエルの合唱、秋はコオロギや鈴虫がリンリン、イノシシさんが畑を荒らす毎日。
ど田舎は、彼らと共生していく術を身につける必要があるでしょう。
⑧思っている以上に田舎暮らしはお金がかかる
「田舎暮らしはお金がかからないのがメリット」と話す人がいますが、ほぼ嘘と思っていいです。
土地や家は安い。
でも、ど田舎は車は必須なので買わないと行けないし、車両保険・駐車場代・ガソリン代など移住前にはかからなかった維持費が発生します。
買い物やライブに行こうものなら、県外に行く必要があるので交通費がかかってしまって不便です。
これらが生活費を圧迫するので、ド田舎暮らしをするなら負担を覚悟をしなければなりません。
安い給料でね。
だから、ど田舎暮らしをするならネット通販を駆使し、家で遊べるものが必須。
Amazonプライムは、もはや田舎暮らしの三種の神器と言っていいレベルです。
Amazonプライムビデオで映画を楽しんだり、Fire TV Stickを使えば自宅のテレビでYouTubeを見て家遊び環境を整えた方がいいよ。マジで。
ド田舎暮らしを無理なくするために!二段階移住やお試し移住をしよう
田舎暮らしへの憧れだけで都会から一気に”ど田舎”に移住すると、後悔する人が多いのが現実。
ド田舎暮らしは「その地で何かしたい人向け」です。
なんとなく田舎に住んでみたいという考えなら、適度な田舎にした方がいいですよ。
田舎暮らしには相性があるんです。
じゃあ、ド田舎暮らしをしたい人はどうしたらいいのか。
移住前に、一度クッションを挟むことを僕はオススメしています。
例えば、二段階移住。
- 地方都市に移住する(1回目の移住)
- 移住目的の生活を小さく始めてみる
- 一定期間住んで、本格的にしたい場合はさらに田舎へ移住(2回目の移住)
特に、高知県の『こうち2段階移住』が有名ですが、移住ミスマッチを防ぐことができる施策です。
高知県は2段階移住で、2012年36名だった移住者数も2017年には約8倍の302名になりました。
その他、地方自治体が移住促進の一環で行っているお試し移住をするのもオススメ。
で検索すると情報が見つかるはずです。
無料または格安で一軒家に泊まることができ、一定期間田舎暮らしを試すことができます。
その地域の雰囲気や自分の理想のライフスタイルができそうかわかるので便利ですよ。
週末や連休だけできたりするので、仕事を続けながら体験できます。
場合によっては、複数地域の移住体験ができる制度もあるので色々探してみましょう。
あと、もう一つ稼ぎながら移住体験ができる裏技があります。
それは、リゾートバイトを体験すること。
住み込みで働くバイトですが、暮らしを見ることもできるし稼げるしで一石二鳥です。
それに、海や山や温泉地で働くのは楽しい!
ぶっちゃけ、移住前にリゾートバイトするのが最強です。
リゾバ.comは、業界No.1のサイトで求人も豊富もあります。
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ド田舎暮らしは不便だから都会育ちが移住するなら地方都市がおすすめ
ド田舎暮らしを否定するわけじゃないけど、都会からいきなり住むにはハードルが高いのはなんとなく伝わりましたか?
移住するだけでも、仕事・住む場所・人間関係と大きな変化があるのに、田舎ならではのストレスもプラスされたら心を病む人が出てしまうのはある意味当たり前。
なので、都会育ちが地方移住するなら断然地方都市をおすすめします。
地方都市なら、都会と田舎暮らしの両方のメリットを取り入れたハイブリットな生活が送れますよ。
地方都市から始めて、まずは田舎暮らしに慣れることが先決です。
絶対やってはいけないのは、安いからといってど田舎にいきなり家を買って住んでしまうこと。
都会からIターンする時、田舎で暮らし始めて初めてわかることが多々あります。
にもかかわらず、家を買って地方移住してしまうと自ら逃げ道を塞いでしまいます。
いきなりド田舎に住んで楽しく暮らしている人もいますが、やっぱり少数です。
地方都市に移住して賃貸で生活するのが正解だと僕は考えます。
あなたの理想の田舎暮らしが実現できることを祈っていますね。
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