こんにちは!副業サラリーマンのはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。
僕は元々組織人事コンサルタントをしていたので、会社員の働き方や組織論にはかなり詳しい自負があります。
そんな僕から見ても、平成から令和に移り変わり、今はもっとも副業がしやすくなった時代と言っていいでしょう。
副業を始めた会社員が一段と増えた実感があります。
実際にデータを見てみると・・・
引用 MMD研究所
10人に一人が副業、ギグワーク、ポイント活動を始めたってすごい!
副業もかなり身近になったなぁ〜
断言してもいいですが、サラリーマン+副業は最強の働き方の1つです。
田舎は特に年収が少なくなりがちなので、パラレルキャリアをするのはWithコロナ・Afterコロナのニューノーマルになるのではないでしょうか。
参照 田舎暮らしが出来る仕事13選!地方移住者にオススメの職業はコレ
ただ、今日伝えたいのは「サラリーマンは副業しようぜ」っていう当たり前の話をしたいんじゃない。
もう一歩進めて、「サラリーマンはギルド型組織の複業家になろうぜ」って話をしていきます。
ギルド型組織こそ、新しい次世代の働き方でしょう。
より具体的な話が聞きたいので、記事の後半でギルド型副業で月収100万円を達成した20代会社員の方に寄稿いただいています。
まさに”副業サラリーマン2.0“と言える働き方なので、これから副業を始める方も既に副業をしている方にとっても参考になりますよ。
じっくりお読みください。
タップできる目次
副業サラリーマンはフリーランスの上位互換の働き方
数年前は、「フリーランスになると自由に働けて最高」という風潮がありました。
アメリカ人の労働人口のうちフリーランスの割合は約35%で、次世代の働き方としてノマドワーカーが注目されていました。
しかし、それも過去の話。
なぜなら、2018年の副業・兼業解禁元年に始まり、2020年の新型コロナウイルスの影響で強制テレワークなど、サラリーマンの働き方にも大きな変化があったから。
現代では、フリーランスになるメリットがサラリーマンでも実現できる世の中になりつつあります。
フリーランスのメリット
- 収入アップ →副業すればOK
- 働く場所が自由になる →テレワーク・リモートワーク導入
- プライベートとのバランスが取れる →週4勤務や時短勤務など柔軟に
- やりたい仕事ができる →転職や複業すればOK
- ストレス軽減 →満員電車問題は改善。職場の人間関係問題は残る
全ての会社員が該当するとは言いませんが、職場の人間関係以外はフリーランスじゃなくても解決できそう!
その上、フリーランス(個人事業主)になるデメリットは残り、金銭的なリスクが残っています。
フリーランスのデメリット
- 仕事や収入が安定しない
- 健康保険や国民年金が手厚くない
- 社会的な信用が低くローンを組みづらい
- 確定申告が必要
- 孤独感を抱きやすくなる
- ボーナス・有給休暇がない
- スキル向上に会社の支援がない
- 健康が収入に直結
僕も地方移住したことで、働き方が柔軟になってきました。
- テレワークで基本は在宅勤務
- 残業はほぼなし
- 有給や時間休が取れる
- 人間関係問題なし
- やりたい仕事に関われている
- パラレルワークしてる
「はまちゃんはもう独立できるでしょ?」とたまに言われるんですが、仕事は以下のように切り分けてます。
①会社員
→個人ではできない規模の大きい面白い仕事ができる②個人
→好き勝手に興味あることを仕事にするシナジーが起きたら最高だし、会社の理解があればサラリーマンも割と自由でっせ😎
— はまちゃん@島根の地方移住ブロガー (@wakuwakukeigo) October 22, 2020
もちろん、フリーランス・個人事業主という働き方が悪いというわけではありません。
しかし、会社辞めて田舎フリーランスはやめとけ!移住時はやめたほうがいい5つの理由という記事でも書いたとおり、最初のうちは会社員がオススメですね。
【サラリーマン+副業のメリット】なぜ最強の働き方なのか
僕がサラリーマン+副業(複業)が最強の働き方と考える理由は、以下の通りです。
- 安定収入がありつつ収入アップができる
- 社外の知見や人脈を得れる
- 勤務先の倒産などのリスクに備えられる
- 会社員としての社会的信用を使える
まさにサラリーマン+副業はフリーランスの上位互換と言える働き方ではないでしょうか?
順番に解説します。
メリット①:安定収入がありつつ収入アップができる
安定収入があるということが、心の支えになります。
副業で生活できるだけの金額を稼ぐというのは、本当に大変です。
フリーランス(個人事業主)であれば、成果を出せなければ貯金を崩さざるを得ませんが、サラリーマンであれば給料があるので生活することができます。
そのため、成果が出るまでに時間がかかる複業やある程度の金銭的なリスクも取りやすいです。
メリット②:社外の知見や人脈を得れる
サラリーマンが複業を始める大きなメリットが、新たな知見や経験を積めたり、社外の人脈ができることです。
会社の仕事だけをしていたら、同じ業界の知見ばかりしか経験できず、同じ業界の人としか関わりを持たないでしょう。
新たな仕事にチャレンジすることで、全く違う業界の経験や出会いが増えていきます。
このメリットは自分だけではありません。
副業で身につけたスキルは本業にも還元することができます。
実際、僕は副業で身につけたスキルを勤務先の仕事に流用し、新たな仕事が生まれました。
メリット③:勤務先の倒産などのリスクに備えられる
新型コロナウイルスにより、飲食店・ホテル・旅館・小売店などは大打撃を受けました。
これらの業界で働いていた知り合いがいたのですが、話を聞くと本当に悲惨で大変な様子でした。
今回のような緊急事態だけでなく、天災によって一時的または長期間働けなくなる可能性は0ではありません。
今はVUCA(ブーカ)の不確実性な時代と言われます。
勤務先がいつ経営危機に陥るかもわかりません。
終身雇用はもはや崩壊しています。
厳しい荒波の時代でも、自分と大切な人を守れるリスクヘッジの意味でも、副業(複業)はますます重要になってくるでしょう。
あなたは、会社が業務停止になって休業手当(給料6割)だけになっても生活できていけますか?
あなたは、突然のリストラになっても家族を養っていけますか?
メリット④:会社員としての社会的信用を使える
会社員の何が素晴らしいかというと、圧倒的な信用力です。
LINE Payカード審査落ちしました….笑
会社員時代より今のが稼いでんだけどなあ….。手厳しいぜぃ!!!!!!! pic.twitter.com/T8Jd68MBDq
— ぽかちゃん | 人類みな変人 (@pokapoka_resort) September 20, 2020
フリーランスってびっくりするぐらい信用力がなくて、ローンなどの借入審査はもちろん、クレジットカードの契約できなかったりします。
僕も地方移住をする時ってニートだったんですが、賃貸物件がそのままでは借りれませんでしたからね。
「今はニートですけど、島根の会社で内定が出ていて移住後すぐに会社員になる予定です!」と食い下がったことで、契約を認めてもらいました。笑
サラリーマン+副業なら、この信用力を使いながら仕事ができるので最強です。
大きな金額を借金することもできるので、初期費用が大きくかかる事業も複業として取り組むこともできます。(会社の相談は必要)
【サラリーマン+副業のデメリット】最強の働き方だが時間がない
弱点がなさそうな理想の働き方のように感じる副業サラリーマン。
しかし、唯一にして最大のデメリットがあります。
超忙しくて時間がないってこと。
サラリーマンの仕事後に副業をするのは、なかなかできることではありません。
たまに僕がブログで副業してることを聞いて、
副業でブログやろうと思ってるんやけど、休みの日にちょろっとやれば稼げるよな?
と言ってくる不届き者がいます。笑
「いやいや、片手間でできると思うなよ!月5万円以上稼ぐブロガーは26.5%しかいないんだぞ?」と言いたい気持ちをグッとこらえて、
やり方を間違えずに継続できれば稼げると思うよ^^
と答えています。笑
ブログに限らずですが、様々な副業は年々厳しくなってきています。
副業がやりやすい世の中ってことは、つまりそれだけライバルが多いってことなんです。
- ブログはSEOの変動と大手企業の台頭
- せどりはルール変更やアカウント停止
- YouTubeは芸能人の参入
- ライターやプログラマーは営業力
- 投資は市場の勉強 etc
“副”業という言い方があまり僕が好きではない理由がここにありますが、どんな仕事でもやはりお金を稼ぐってことは大変なことです。
“複”業という意識で、一つの仕事として捉えて始めることをオススメします。
サラリーマンの仕事と全く違う副業をするなら、なおのことスキルを磨く時間が必要です。
1万時間の法則(ある分野でスキルを磨いて成功するには1万時間の練習・学習が必要)のとおり、プロ意識を持って長時間努力し続けましょう。
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なんか裏技的な副業の仕方ってない?
こう思ったあなたに朗報です。笑
それこそが、ギルド型組織の副業サラリーマン!
副業+サラリーマンの働き方だけでも最強ですが、さらにギルド組織でやればまさに無敵ですよ!
ギルド型組織のサラリーマン複業家が最強すぎる理由
ギルド型組織とは、「専門的なスキルを持つプロフェッショナルがゆるくつながった集団」を言います。
わかりやすく言えば、個ではなくチームで副業(複業)をするってこと。
ノルマや規則もない。
各個人がプロ意識を持って、プロジェクトを完遂するイメージです。
個人ではなくチームだからこそ、より大きな仕事を行うことができるようになります。
サラリーマンをやりつつ十分な時間が取れずに副業をしても、いつまでたっても稼げません。
今の時代、とにかくスピードが命。
人によって得意領域は異なるので、苦手なことに時間を使わず得意なことに集中した方がはるかに効率的でしょう。
わかりやすい例で言えば、チームで運営しているYouTubeチャンネルです。
- 話が上手い人がYouTuberとして表に立つ
- 構成作家がネタを考える
- カメラマンが映像を取る
- 動画編集者が動画の編集をする
- マーケッターがチャンネル分析をする
全部1人でやっているYouTubeチャンネルと比較して、どちらが早く成長するかは明らかですよね。
個の弱点を補完したギルド型組織の副業サラリーマンこそ、今の時代に一番合った最強の働き方と僕は考えています。
次章に、実際にブロガーとしてギルド型のブログ運営で、20代で月収100万円を達成したごーどんさんに副業のリアルについて寄稿いただきました。
生の声をぜひ、ご覧ください。
▼▼ここから寄稿▼▼
【実例】月収100万円の20代サラリーマン!ギルド型副業の働き方や収益のリアル
こんにちは。ごーどん(@take_404)です。
現在26歳の会社員で、本業では事業会社のデジタルマーケター、副業ではLANYという法人名でSEOコンサルティングやメディア運営を実施しながら生計を立てています。
今回は、はまちゃんさんに寄稿の機会をいただき、「20代の副業のリアル」のテーマで記事を書かせていただくことになりました。
記事内容としては、下記になります。
- 20代副業サラリーマンの1週間の流れ
- 20代副業サラリーマンの収入のリアル
- 20代副業サラリーマンの副業の仕方
実際に本業と副業を両立させる20代の副業サラリーマンがどんな生活をしているのかを伝えられればと思います。
20代副業サラリーマンの1週間の流れ
基本的には、平日の本業前と本業後に数時間、休日は1日中副業をしています。
このように見ると、全くプライベートの時間がなく苦しい生活のように一見見えるかもしれませんが、僕自身は、本業も副業も含めて現在の仕事が、今見えている範囲ではもっともやりたいことなのでむしろ楽しく生活をしています。
高校時代の部活のように、仲間と一緒に何かを目指して全力で毎日を生きることは非常に幸せです。
青春時代を社会人にまで拡張できた感じで、むしろ幸せ者だと感じています。
20代副業サラリーマンの収入のリアル
僕の収入は次のような感じです。
- 本業収入:40万ちょっと
- 副業収入:50万ちょっと(月ごとに前後します)
僕が行っている本業・副業は、どちらもデジタルマーケティングの領域なのでシナジーが生まれています。
本業で身につけたスキルを使って副業を成長させたり、副業で得た知識や経験を本業に活かしながらぐるぐる成長サイクルを回すことを意識しています。
僕にとって、本業と副業にシナジーはあるのか?は、大切な問いです。
本業と副業が全く別で、お金のためだけに副業をしているのは僕の考える理想の副業とは異なります。
20代の貴重な時間を使うのだから、時間を切り売りしてお金を稼ぐためだけの副業ではなく、本業に活かせるスキルや知識、人脈が生まれるものを選ぶのが僕流です。
20代副業サラリーマンの副業のやり方
20代の副業の仕方の一つの事例として、僕の副業のやり方をご紹介します。
僕は、個人事業主の仲間3人と副業をしており、このスタイルを「ギルド型」と呼んでいます。
会社員をしながら副業をする際に、ギルド型組織で実施するメリットは非常に大きく、思いつくだけでも次の3つが存在します。
- スケールメリットが出る
- 個人個人の成長が加速する
- 誰かが本業で忙しくても、事業を止めることなく動かし続けられる
①スケールメリットが出る
スケールメリットとは、複数人が集まることで、一人で行うよりも大きな効果を得られることを指しています。
僕らは3人のギルドを組んでいるのですが、1+1+1=3ではなく、1+1+1=10にも100にもなる可能性を秘めているのが、ギルドを組むことのメリットです。
人にはそれぞれ強み・弱み、得意なこと・苦手なことがありますが、往々にして、誰かの苦手なことは、他の誰かの得意なことだったりしますよね。
苦手な部分を補い合いながら、各人が強みや得意なことを120%出せる状態を作ることで、1+1+1=10にすることができるのが、僕らが考えるギルド型の一番のメリットです。
特に会社員をしながら副業を行っている場合には、物理的に時間も体力も足りないため、苦手なことに時間を費やしていては本質的にやるべきことにリソースを割けません。
スケールメリットを出して副業を営むことが、会社員として副業で成果を出すには大切になるんじゃないかと個人的には思っています。
②個人個人の成長が加速する
物事は、一人でやるよりも、複数人で取り組む方が成長が加速すると考えています。
ここでいう成長とは、「事業の成長」であり「個人の成長」でもあります。
特にここでお伝えしたいのは、「個人の成長」についてです。
ギルド型で副業をしている中で強く感じるのが、個人の成長が加速している点。
特に下記のような「ソフトスキル」については、かなり身についた気がします。
- リーダーシップスキル
- 責任を持って物事を完遂する能力
- チームの士気を高め、維持する能力
複数人で事業を運営するからこそ、各人がリーダーシップを発揮する必要がありますし、責任感を持って取り組む必要もあります。
そして、全員のモチベーションを高めるためにはどうすべきかを考え続ける必要があります。
一人でやっていたら、ベクトルはすべて自分に向きます。
しかし、複数人でやっている場合には「全員で最大限の成果を上げるためにはどうしたらいいか」を常に考える必要があるため、ベクトルが組織に向きます。
その結果、チームとしてどのように最大の価値を出すのかを常に考える癖がつき、20代ではなかなか経験できないようなソフトスキルを実践を通じて身に付けることができました。
③誰かが本業で忙しくても、事業を止めることなく動かし続けられる
最後は、シンプルです。
やはり20代で会社員をしていると忙しい時はかなり忙しく、全く副業に時間を避けないタイミングが定期的に訪れます。
そんな時に、複数人で副業を行っていれば誰か一人が忙しくて副業に時間を避けなくても、他の2人がカバーすることも可能です。
基本的に事業をストップさせることは衰退を意味すると思っています。
しかし、常に前に前に事業を進めていくためには、それなりのリソースが必要です。
だからこそ、ギルド型のような働き方で複数人でリソースを担保しながら働くことは20代の副業にとってはかなりのメリットになると考えています。
20代の副業のリアルまとめ
20代の副業のリアルを書かせていただきました。
僕たちは3人で副業をはじめ、今のような収益が出るまで1年近くかかっています。
しかし、その過程においても一度も苦しい・辞めたいと思ったことはなく、むしろ毎日が楽しく、幸福感を感じながらここまで進んでくることができました。
20代は確かに本業で忙しいですし、副業をはじめる一歩目のハードルは高いように思えます。
しかし、世界中のどこにいても、誰とでも、簡単に副業をはじめることができる時代です。
実際に、僕ら3人も基本的にはオンラインのみで働いていますし、東京、神奈川、愛知の3拠点に住む20代の平凡なサラリーマンがギルドを組んで働いているだけです。
ぜひこの記事を読んで、少しでも副業を始めてみようと思った方がいたら嬉しいです。
▲▲ここまで寄稿▲▲
まとめ:サラリーマン+副業は最強!フリーランスよりギルド型組織の複業家になれ
ここまでの話をまとめます。
- フリーランスの働き方のメリットは会社員でも体現できつつある
- サラリーマン+副業のメリット(安定収入・新たな人脈・リスクの備え・社会的信用)
- サラリーマン+副業のデメリットは時間がなく副業の結果を出すことが難しいこと
- ギルド型で副業をすれば個の弱点を補完した働き方ができる
- ギルド型副業を実践するブロガーの実例を紹介
「副業は自分一人でするもの」という固定概念があった人にとっては、びっくりするような働き方ではないでしょうか?
もちろん、ギルド型で副業することにも問題はあります。
マネジメントスキルとパートナーを見極める力です。
もう少しゆるいやり方としては、外注を雇うことでしょう。
しかし、プロフェッショナルが組んで複業に取り組めば、大きな成果を生み出せます。
初めての副業なら、まずは一人で取り組むことがベスト。
自分にスキルや覚悟がないと、人を使うなんて到底無理ですから。
しかし、その先にパートナーを見つけてチームで副業するという構想も持っておいてください。
ギルド型組織のスケールメリットを活用できた時、あなたは最強の副業サラリーマンになっているはずです。
▼副業の第一歩を歩むなら、暇つぶしついでにブログを始めるのをオススメします。
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