こんにちは!新卒時代に1年間スピーチをし続けたはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。
僕は、新入社員時代、朝礼で1年間3分間スピーチをし続けるコンサルティング会社に入社しました。
来る日も来る日もスピーチが下手で怒られて、会社を辞めたくなった僕。
そんな僕に希望を与えたのが、今回オススメしている書籍「思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書」です。
元々は「朝礼の3分間スピーチで怒られないようになりたい」と残念な動機で本書を手に取りました。
でも、しばらくすると、周りの目がガラリと変化。
いつからか、スピーチが褒められるようになりました。
そして、数ヶ月が経つ頃には、経営者の前で一人でプレゼンテーションを任せてもらえ、人前でスピーチやセミナー講師をしてお金をいただけるように!
▼ビジネスプランコンテストで優勝も
この記事では、僕の暗黒時代を救ったスピーチ本をご紹介させてください!
人前で話すビジネスマンには必読と言える理由と、本書の学び・魅力を書評としてまとめました。
はまちゃん
スピーチで自分の思いを伝えたり、プレゼンで人の心を動かしたいあなたには、絶対読んでほしい!
タップできる目次
人前で話す仕事なら「スピーチの教科書」は即買いすべきおすすめの本!
「思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書」は、
はまちゃん
やべー、いつまでたってもスピーチ上手くならねぇ…
と悩んだ新入社員時代に購入した本でした。
直接語りかける言葉には、聞き手の心を動かす力があります。
聴衆の感情と行動にインパクトを与えるスピーチづくりのコツをお教えします。
主役はスライドではありません。
あなた自身です。引用 スピーチの教科書
「スピーチの教科書」と書かれてるとおり、僕にとっても教科書でした。
入門書として、必要なことを全て網羅されているので、他の本は買わなくてOK!
「スピーチの教科書」の著者 佐々木繁範さんとは
1963年福岡県北九州市生まれ。1987年に同志社大学経済学部を卒業後、日本興業銀行に入行。1990年にソニー株式会社に入社。盛田昭夫会長の直属スタッフとして企業外交を補佐、その間にスピーチ・ライティングを学ぶ。1995年から97年までハーバード・ケネディ・スクールに留学、公共経営学修士号を取得。帰国後、2001年まで出井伸之社長の戦略スタッフ兼スピーチ・ライターを務める。ソニーでは計100本以上のスピーチ・サポートを手がけるとともに、IT戦略会議の議長補佐として、IT国家戦略の策定にも携わる
引用 スピーチの教科書
黄金期のソニーで、盛田会長の直属スタッフとしてスピーチのサポートを行っていたそうです。
はまちゃん
つまり、スピーチのプロ中のプロっちゅうことやな!
「スピーチの教科書」を読むと、なぜスピーチやプレゼンが上手くなるのか?
①初心者が上手いスピーチをするために何をすべきかがわかるから
あなたは、感動する上手いスピーチとは、どんなスピーチを想像しますか?
TEDの話し手のような、
- 原稿を見ずに話す。
- 魅力的なスライドや小道具を使う。
- 大きなジェスチャーを使う。
ことだと思っていませんか?
この本では、これらのポイントが感動するスピーチのカギではないと言っています。
では、感動するスピーチのカギはなんなのか?
それは、
「スピーチの原稿」です!
実は、「スピーチの教科書」とは、どんな話をすればウケるかなどの話し方のテクニック以上に、スピーチの原稿づくりの方法を教えてくれる本なんです。
原稿づくりよりも話し方の方が重要なのでは?
このように思う人もいらっしゃると思います。
でも、思い出してみてください。
結婚式で花嫁が読む手紙は、原稿を読んでいるだけなのに感動しませんか?
はまちゃん
僕はいつも、泣きそうになります(´;д;`)ブワッ
派手なパフォーマンスがなくても、相手の心を動かすスピーチはできるんです!
もちろん、TEDのようなパフォーマンスができるにこしたことはありません。
でも、スピーチの初心者がマネしてもスベるだけ。
だからこそ、話し方よりもスピーチの原稿に力を注いだ方が、はるかに上手いスピーチができるんです。
②スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチを論理的に説明されているから
スピーチやプレゼンが上手い有名人と言えば、スティーブ・ジョブズの名前を挙げる人は多いでしょう。
Apple製品を熱く語るプレゼンはまさに神がかってました。
しかし、伝説のスピーチと呼ばれる『スタンフォード大学で行った卒業祝賀スピーチ』は、あなたのジョブズのイメージを180度変えるものになるでしょう。
アップルの製品発表の華麗なパフォーマンスは一切ない。
にもかかわらず、多くの人々の心に刻まれることになりました。
このスピーチはとてもシンプルで、初心者でも十分マネができるものです。
本の中では、
- ジョブズのスピーチがなぜ多くの人を感動させたのか?
- どこが伝説のスピーチと言われる上手い部分なのか?
- どうすればこのスピーチを真似できるのか?
を論理的に説明されています。
はまちゃん
本を読めば、個性やキャラに関係なく、誰でも上手いスピーチができるポイントを知れますよ!
③上手いスピーチの原稿が完成しスピーチの型が身につくから
スピーチで伝えたい強い思いもあるし、実際に話してみっか!
と話してみたものの、聞き手から「何を伝えたいかわからなかった」と言われてしまうことはありませんか?
その原因は、スピーチの全体構成をしっかり考えて整理していないからです。
スピーチの基本構造は、以下の3つパートで構成されています。
- オープニング
→聞き手との距離を縮め、スピーチに対する期待を高めるパート - ボディ
→本論を展開するパート - クロージング
→スピーチの締めくくり&メインメッセージを聞き手の記憶に焼き付けるパート
書籍では、それぞれのパートの解説とワークシートが設けられています。
このワークシートが秀逸で、質問に答えていくだけで、上手いスピーチの原稿の出来上がり!
さらに、ビジネスシーンで使えるスピーチの型として、3つが例文付きで載っています。
- ポイント提示型
- 問題解決型
- ストーリー型
例えば、ポイント提示型であれば、
聴衆に対して、自らの考えを端的に伝えたいときや、あるテーマをすっきりわかりやすくしたいときに、ポイント提示型は有効です。
ポイント提示型の構成
- オープニング
→今日の話のポイントは3つあります。 - ボディ
→第1は〜、第2は〜、第3は〜です。 - クロージング
→よってメインメッセージは〜です。
スピーチの構成が全くわからなくても、型に沿ってスピーチを組み立てるだけで思いが伝わるスピーチに大変身。
スピーチ初心者には本当に助かりますよね。
僕がオススメする「スピーチの教科書」のざっくり内容
「スピーチの教科書」を読んで、どんなことが学べるのか書いておきますね。
プロローグ スティーブ・ジョブズのスピーチは、なぜ人々の心をうつのか
プロローグでは、ジョブズの伝説のスピーチを分析・紹介しています。
その結果、「心が動くスピーチとは3つ条件が揃ったとき」という、上手いスピーチの正体がわかる核心を紹介している章でもあります。
そして、感動のカギは「スピーチ原稿」にある理由が腑に落ちますね。
はまちゃん
論理的に解説されているので、ここだけ読むだけでも本を買ってよかった! と思いましたね。
PART① スピーチの核をつくる
第1章 相手を知る …どんな場で、聴衆は何を期待しているか
スピーチをする場にフォーカスを当てています。
朝礼のスピーチと一口にいっても、聞き手が何人いるか、自分との関係はどうかといった条件によって、話すべきテーマは変わってきます。
「聴衆が求めるスピーチをする大切さ」に気づくことでしょう。
はまちゃん
あと、スピーチとプレゼンの違いもわかるぜ!
第2章 メッセージを絞る …最も伝えたいことを明確にする
「スピーチはあれこれ言わず、1つのメッセージを伝えよう」
ということ!
ブログの文章を書くことにも通じる話でしたね。
はまちゃん
新卒のとき、「メインメッセージの決め方はそうするんかよ!?」と驚いたっけな。
PART② 話を効果的に組み立てる
第3章 全体構成とボディ …伝わりやすい文章構造、順番を考える
スピーチの要ともいうべき、基本構造について学べます。
構成の話は、別記事でも紹介してるので読んでみてくださいね。
はまちゃん
ポイント提示型、問題解決型、ストーリー型の3つの型は、今でも使ってますね。
第4章 オープニング …導入部で聴衆の注意を引きつける
普通に話しても、スピーチってちゃんと聞いてくれる人は少ないんですよね。
では、どうやって聞き手の心をつかむのか?
色んな著名人のスピーチを例に紹介されています。
はまちゃん
ハリーポッターの著者:J・K・ローリングのオープニングは、「上手いなぁ」と思います。
第5章 クロージング …記憶に残る終わりかた
続いて、スピーチの最後!
「最後どうやって締めくくるねん?」
という部分。
オープニングと同じように、著名人のスピーチ例があってわかりやすい。
はまちゃん
スピーチも「終わりよければすべてよし」やで。
逆にいうと、「終わりが悪ければすべてダメ」なんやで。
PART③ 原稿づくり、リハーサル、そして本番!
第6章 リハーサル …原稿づくりから前日の準備まで
大きな場所でココ一番のスピーチやプレゼンをするなら、とっても参考になるスピーチ作成スケジュールが載っています。
リハーサルのポイントとして、息継ぎ・ポーズ・視線の話し方テクニックも紹介されてますよ。
はまちゃん
失敗できないプレゼン・スピーチ前はこの章を読むんや!
第7章 デリバリー …壇上での立ち振る舞いから質疑応答まで
さぁ、いよいよスピーチ本番!
演台に上がる前の心構え、目線や身振り手振り、予期せぬトラブルへの対応方法など、考え方やテクニックが紹介されています。
あがり症の人に知っておいてほしいことばかりです。
はまちゃん
僕はスピーチの原稿を忘れてしまった時に、ここで紹介されている「メイン・メッセージを確認する」ことをして、事なきを得たことが何度もありますね。
エピローグ スピーチライターの仕事
最後は、著者である佐々木繁範さんの経験談。
ソニーの盛田昭夫会長との出会いが、大きな影響を与えたそうです。
「スピーチの話をもとに論文を書きたいから明日までにまとめて」という、鬼依頼をこなした奮闘記は読み応えがありますよ。
はまちゃん
僕も、前職の新入社員が1年間朝礼3分間スピーチするという経験があるから、あなたにこの記事を届けられてるわけですね。
人生何があるかわからんもんですね。
スピーチやプレゼンがぐっと上手くなりたいなら本を1回読んでみて!
以上が、「思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書」の書評レビューでした。
正直、スピーチやプレゼンをする社会人は必読、そうじゃなくてもコミュニケーションが苦手と思うなら読むべき、超絶オススメ本ですね!
僕もどれだけのスピーチができるんだ? と言われれば大したことはないかもしれません。
でも、何度もこの本は読んだので、スピーチやプレゼンの際の型としては身についてるはずです。
これまで、そしてこれからの時代も、人の心を動かすスピーチができる力は、一度身につければあなたの財産になるでしょう。
「スピーチの教科書」を読むことは、そのスキルを身につける近道になります。
新入社員から管理職クラスのベテラン社員まで、幅広くオススメです。
はまちゃんの一言
はまちゃん
とりあえず、1回読んでみてよ!すぐに読み終わると思うよ!
んじゃ、今日はこれでおしまいっ!
ほな、バイバーイ!
▼スティーブジョブスのスピーチ・プレゼン本もオススメ
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