こんにちは!島根に引っ越しする際、不動産屋を使って賃貸物件を契約したはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。
- 都会から土地勘がない地方に引っ越す
- 不動産屋に行って賃貸物件を探すのは初めて
- 良い不動産屋と悪い不動産屋の見分け方はわからない
遠方の住居を探すときには、移住先の不動産屋にお世話になるのが一般的です。
都会育ちの会社員なら、
- 都会にいる頃は実家から通勤していた
- 会社の寮に住んでいた
賃貸物件に住むのは初めてという人も一定数いるでしょう。(東京は家賃高いですもんねー)
地元や土地勘のある場所への引っ越しであれば、友人や両親から物件情報が聞けます。
しかし、地方移住だと地域の家賃相場ですらわかりませんよね。
頼りになるのが不動産屋の営業マンですが、悪い不動産屋につかまると大きな損をしてしまうかも。
そこで、今回の記事では、いい不動産屋と悪い不動産屋の見分け方と選び方を紹介します。
移住先の「いい不動産屋」と親しくなっておくと、その後の生活にも何かとプラスになることが多いものです。
反対に「悪い不動産屋」に当たってしまうと、せっかくの新天地で初めからイヤな思いをすることになりかねません。
いい不動産屋か? はたまた悪い不動産屋か?
冷静に見抜く術を身につけましょう。
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【いい不動産屋と悪い不動産屋の見分け方】業界の仕組みを知っておこう
不動産というだけで「何となくうさん臭い」と、思う人もいるでしょう。
安心してください。
ドラマに出てくるような悪徳不動産屋はそういるものではありません。
まず「不動産業界の仕組み」について知ることからはじめましょう!
よく見かける仲介手数料が無料、半額の仕組みとは?
不動産屋の店頭などで、「仲介手数料半額!」「仲介手数料無料!」などと書かれている物件を見たことがありませんか?
「サービス精神のある良心的な不動産屋だ」と思う人もいるかもしれませんが、決して不動産屋がサービスしているわけではないのです。
仲介手数料は賃料の1ヶ月分が一般的ですが、そもそも不動産の法律(宅建業法)では、不動産屋がもらえる仲介手数料は賃料の1ヶ月分(お客さんから0.5ヶ月分以内、大家さんから0.5ヶ月分以内)と決められています。
ただし、お客さんか大家さんが承諾すれば、「どちらか一方から1ヶ月分をもらってもいいよ!」ということになっています。
しかし実際には承諾の交渉もなく、「仲介手数料はお客さんから1ヶ月分もらって当たり前」のようになっています。
「仲介手数料50%!」や「無料!」物件のカラクリは、賃貸契約が成立した際に「貸し主である大家さんから手数料(広告料と呼ばれています)をもらえる物件」という意味なのです。
なので、不動産屋の懐は痛みません。
さも「自腹を切って頑張ってます!」・・などという不動産屋の経営戦略に騙されないように注意しましょう。
おとり広告・おとり物件の禁止
おとり広告・おとり物件という言葉を聞いたことがありますか?
家を探すとき、SUUMOなど賃貸物件情報サイトを使う方が多いですよね。
検索すると募集されている物件を電話で問い合わせると、「つい最近、その物件は決まっちゃいまして・・・」と言われたことはありませんか?
これが、おとり広告。
不動産業界では、消費者の利益を守るため、おとり広告は公正競争規約で禁止されています。
「本当に最近売れた賃貸物件で、ネットの情報を修正するタイムラグがあった」という可能性もありますが、ルールを守っていない不動産屋もあることは頭に入れておきましょう。
店舗で見るチェックポイント!悪い不動産屋に多い特徴とは?
これが絶対という特徴はないのですが、専門家に教えてもらった特徴を紹介しておきましょう。
看板一つでも不動産業者のカラーが出る
宅建業法を守って営業をしているか、真面目な姿勢の会社かどうかを判断する際、店舗のポップや看板、広告が一つの目安になります。
本来、不動産広告は「宅地建物取引業法」や「不当景品類及び不当表示防止法」で誇大広告などの不当な表示が禁止されています。
広告はもちろん、店内のポップなどにも「最高」「抜群」「当社だけ」「格安」「日本一」「超」など、誇張した文言が多用されている不動産屋は、基本のコンプライアンスがなっていない傾向があります。
看板が道路にはみ出してるなども論外ですね。
よく見る光景ですが、道路に看板に置くためには道路占拠用許可が必要。
このような表示がある不動産屋は、ずさんな管理をしていることが多いので避けた方がいいでしょう。
店舗に入っても挨拶がない
不動産会社に訪れても、挨拶もされない店って多いですよね。
実際、島根で5店舗ほど不動産屋を回りましたが、「あのー、すいません」とこちらから声をかけないと対応してもらえない会社がありました。
不動産業はサービス業です。
気持ちの問題という感情的な理由だけではなく、挨拶すらしっかりできない店舗のサービスレベルはたかがしれています。
同様に、店舗の清掃ができていない汚い店舗も、あなたの要望を汲み取って提案してくれることはないでしょう。
「強引に契約させられた」「連絡しても対応してくれない」といったトラブルが起きるのは、当たり前のことができていない店舗です。
会社の立地や建物にお金をかけている不動産屋ってどうなの?!
駅前の一等地など立地の良い場所で、立派なビル内に店を構えている不動産屋は、当然店舗の家賃も高く経費がかさみます。
必然的に売り上げも多く必要となるので、ノルマ設定が厳しくなることも。
ノルマがキツイと営業マンも余裕がなくなり、お客様本位の営業ができなくなることは否めません。
綺麗な建物なのは嬉しいんですけどね。
十分な売上があるから綺麗な店舗なのか、無理していい立地に開いているのか。
営業マンのサービスレベルで判断してください。
安心できる良い不動産屋の選び方とチェックポイント
真摯な姿勢で、お客さん本位の営業をしている不動産屋かどうか、判断材料になる項目をいくつか挙げていきましょう。
一つの目安になる「宅建免許の認可番号」
信頼できるいい不動産屋であれば、長く営業をしている可能性が高いものです。
どのくらいの営業年数があるのかチェックするには、店舗内に掲示されている「宅地建物取引業者免許証」に記載されている免許の更新回数を見てみましょう。
「国土交通大臣」や「東京都知事」などの記載の後ろにある( )内の数字です。
更新は5年ごとなので(3)なら営業年数は15年以上ということになります。
営業期間が長いからいい不動産屋とは言い切れませんが、問題がない業者だから長く続いたといえるでしょう。
また、それなりのキャリアがあるはずです。
こちらの希望や条件を丁寧に聞いてくれる
自分の勧めたい物件だけをやたらと押し付けてくるのではなく、顧客の希望やニーズに合わせた対応をしてくれる不動産屋かどうかも大切です。
来店して最初のヒアリングで、丁寧に条件や希望を聞いてくれる不動産屋が望ましいでしょう。
営業マンによっては、手数料が多くもらえるなど自分にメリットのある物件だけをしつこくプッシュしてくるケースもあるので、よく見極めましょう。
話を聞いてくれるだけでなく、「この地域でも希望が叶えられますよ?」と提案力があれば、良い不動産会社ですね。
賃貸物件のデメリットも伝えてくれる
どの賃貸物件にもメリットとデメリットがあるもの。
いいところばかりではなく、正直にデメリットの説明もしてくれる不動産屋は信頼できます。
どうしてもデメリットが避けられない場合でも、対処の方法など経験に基づいた誠実なアドバイスをしてくれる不動産屋もいます。
契約を急がせない
お客さんを急かしたりせず、お客さんが納得した上で契約を進めていくのが望ましい営業姿勢です。
「ここは大人気な物件なので、早く契約しないとなくなっちゃいますよ」と煽ってくる担当は、信用できませんよね。
ただでさえ、地方移住だと引っ越しに慣れていないので、気持ちを汲んで欲しいところ。
こちらの話も聞かずに、強引に契約を進める営業マンは二流です。
しかし、1~3月の繁忙期など、物件の動きが早いシーズンはのんびり構えていると、いい物件はすぐに決まってしまいます。
状況を踏まえて、お客さんの背中を押す場合は別です。
結局、良い不動産屋と悪い不動産屋の違いは『営業マン』で大きな差が生まれる
不動産会社の方針や社員教育によっても違いはありますが、営業マンの能力や人柄によって大きく違ってきます。
大家さんとの家賃の値下げ交渉なども、関係性を築いている営業マンの力量で有利に働くこともあります。
ここでは、簡単に良い営業マンと悪い営業マンの特徴を挙げておきましょう。
報告・連絡・相談ができず約束を守れない
お客さんの質問にきちんと答えずうやむやにするような営業マンや、約束を忘れたり守らなかったりする営業マンは論外です。
不動産の営業というより、社会人としてダメですね。
ミスを多発して、気持ちの良い引っ越しができません。
営業マンと相性が合わない・・ちょっと違うなと感じたら、遠慮なく営業担当者を交代してもらうように頼みましょう。
見ればわかることばかり説明する
内見した時に説明してくれる内容が、見ればわかることばかりなら注意が必要です。
経験が少ない若手社員なら仕方ないかもしれませんが、ベテラン社員出会っても内部の説明ばかりする人がいます。
あなたが求める情報は、チラシやパンフレットに書いてある仕様が知りたいのですか?
違いますよね。
立地や周辺環境、生活のしやすさ、物件の資産価値、日当たり、冬の積雪情報など、住みやすさの情報が重要ではないでしょうか?
優秀な営業マンは、物件の周辺環境を熟知しています。
なぜなら、お客さんの立場になる想像力があるためです。
試しに、「このあたりで安いスーパーはどこですか?」と聞いてみてください。
その対応の仕方で、営業マンが信頼できるかどうかがわかります。
答えられなかったとしても、その後の対応で人間力が見えますね。
まとめ:悪い不動産屋を見極め、良い不動産屋を選んで引っ越ししよう
移住先での住まい探しは、知らない土地で新しい生活を始める大切なスタートです。
まず、インターネットなどで不動産屋の情報をリサーチし、1ヶ所ではなく複数の不動産屋を訪ねてみましょう。
その中で営業マンの対応や契約の条件など、比較検討しながら自分にとってベストな不動産屋、営業マンを見つけていきましょうね。
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