僕たちふるさと納税する側にとって、悲報があります…
泉佐野市のふるさと納税が正式に対象外になりました!
さすがにやり過ぎたか…
それにしても、残念すぎるぜ。
泉佐野市は、お得なふるさと納税のキャンペーンをすることで有名でした。
しかし、総務省からの注意を聞かずやり過ぎた結果、鉄槌を食らわされる形となりました。
- 泉佐野市がふるさと納税の対象外になった理由
- なぜ泉佐野市はふるさと納税で問題行動を繰り返すのか
- 泉佐野市のふるさと納税の対象外期間はいつからいつまでか
- 規制の見直しで今後泉佐野市が復活することはあるのか
それでは参ります。
タップできる目次
やり過ぎてふるさと納税の対象外となった泉佐野市とは?
泉佐野市はふるさと納税金額が全国No.1
泉佐野市は、大阪府南部にある自治体。
関西国際空港がある場所と行ったらわかりやすいですかね。
泉佐野とふるさと納税の関係は、ニュースでも度々取り上げられています。
豊富な品揃えとたくさんのお得なキャンペーンを打ち出し、2017年にはふるさと納税を135億円をあつめてトップ!(2位の宮崎県都農町は79億円)
さらに、2018年の泉佐野市の寄付額はなんと約497億円(前年の3.7倍)に達しています。
2018年のふるさと納税全体の金額は約3481億円(前年の1.3倍以上)なので、14%以上の寄付を集めたことになります。
そして、2019年6月からはふるさと納税の規制強化で、対象外となりました。
泉佐野市がふるさと納税の対象外になった理由
一言でいうと、やり過ぎたから。
菅義偉官房長官は14日の記者会見で、「対象外としたのはやむを得ない措置だ」と発表しました。
泉佐野市は特に返礼品がとにかく魅力的で、自治体に全く関係がない豪華な返礼品を揃えています。
その数、なんと1000種類以上!
さらに、大型キャンペーンを打ち出し、Amazonギフト券を大量に配りました。
▼paypayをパクった2019年2月・3月のキャンペーン。
その結果、還元率の基準が30%なのに対し、60%を超えることも。
そんなことをしていては、当然ルールを守って運営している自治体の財源は減少してしまいますよね。
返礼品競争が激化させた張本人と言ってもよいかもしれません。
今やふるさと納税する人は、『地域貢献 < 返礼品目当て』方たちばかりでしょう。
結局、今年もふるさと納税は泉佐野市一択だった‥(*´-`)
商売よろしく、薄利多売で税金集めるってのは、自由競争の原理に則ってて悪くはないと思うんじゃが。— ありす (@alithy_alice) 2018年8月10日
制度の是非はあるだろうけど個人のインセンティブとしては泉佐野市にふるさと納税の一択しかないわ
— ブナン (@modancemodance) 2019年5月15日
泉佐野市がふるさと納税で対象外になるまで問題行動を繰り返す理由
泉佐野市は、ふるさと納税で問題行動が目立ち、まるで総務省に喧嘩を売っているよう。
しかし、寄付集めに力を入れざるを得ない理由があることをご存知でしょうか?
実は、ふるさと納税で何百億円も集めているにも関わらず、今もなお1000億円以上の借金が泉佐野市にはあります。
借金の原因は関西国際空港。
開港に伴い、都市基盤や公共設備の整備の過剰投資をし、バブル崩壊で債務残高が膨張しました。
2004年3月には財政非常事態宣言を行います。
2009年は財政破綻一歩手前の財政健全化団体に指定。
「財政破綻した北海道夕張市の次は大阪府泉佐野市か?」と言われるほどでした。
その後、市職員の定員や議員報酬のカット、遊休資産の売却をし、さらに犬税の導入や市名の命名権を売却するほどひっ迫した財政状況に!
そんな泉佐野市を救ったのが、ふるさと納税でした。
最初は、名産の泉州タオルだけでしたが、格安航空会社ピーチで利用できるポイントなどを返礼品で用意し、寄付金が徐々に増加。
僕たち寄付者ニーズを捉え、地場産品に限らずお得な返礼品を次々に用意し、全国から批判を集めるほどの寄付を集めるまでになりました。
しかし、いまだに借金が1000億円もあるので、依然として厳しい状況に陥っています。
泉佐野市も歯止めがきかなくなったんやね・・・
やり過ぎた泉佐野市がふるさと納税対象外になるのはいつからいつまで?【除外は6月から】
返礼品の過度な競争に歯止めをかけた、ふるさと納税の規制強化。
泉佐野市は、規制の見直しにより、正式にふるさと納税対象外となりました。
規制の見直しがいつから始まって、いつまで除外になるのか、知りたい人も多くいますよね。
除外期間となるのは、2019年6月〜2020年9月まで。
少なくとも、2019年6月〜2020年9月までは、絶対に泉佐野市にふるさと納税をしないようにしましょう。
2019年5月現在、泉佐野市は「これでいいのか?ふるさと納税」と煽った、お得すぎる300億円限定キャンペーンを開催しています。
▼2019年5月までは大丈夫! 寄付するならお急ぎください!
今後ふるさと納税は規制の見直しでどうなる?対象外(除外)された泉佐野市の復活は?
国とバチバチやってるふるさと納税。
今後は規制の見直しにより返礼品がどうなっていくのか、気になるところですよね。
現時点の予想としては、アマゾンギフト券などのポイント還元はなくなっていくでしょう。
2017年4月1日付の通知(総税市第28号)にて、総務省が自粛を求めている返礼品は以下のとおり。
自粛を求める返礼品 | 要請内容 |
---|---|
高価すぎるアイテム | 返礼品の価格は30%までに抑制 30%以下でも価格が高額のものは禁止 |
金銭類似性の高いもの | 商品券、プリペイドカード、電子マネー・ポイント・マイ ル、通信料金等は禁止 |
資産性の高いもの | 電気・電子機器、家具、貴金属、宝飾品、時計、カメラ、ゴルフ用品、楽器、自転車等は禁止 |
同一自治体の住民への返戻 | 同じ自治体に住む人は返礼品を対象外 |
2019年6月以降は、表にあるような返礼品は受け取れないでしょう。
さらに、転売対策として、家電製品や宝飾品、換金性の高い自転車・家具・楽器などもなくなる見込み。
泉佐野市は、先ほど説明したとおり、2019年6月〜2020年9月まではふるさと納税に参加できません。
今後は、2020年に再申し込みをして総務省が審議をして適用するかどうかが決まります。
独自のふるさと納税サイトがあるので、新たなキャンペーンをうちだすかもしれませんが、しばらくは大人しくしているでしょう。
2020年に再申請して、寄付が再開したとしても流石にルールを守った運営になるのではないでしょうか?
まとめ:泉佐野市はふるさと納税対象外!6月からの見直し情報をチェック
泉佐野市がふるさと納税が対象外になったのは、衝撃でしたよね。
2019年6月〜2020年9月までは、下記4市町村に絶対に寄付しないようにしましょう。
- 静岡県小山町
- 大阪府泉佐野市
- 和歌山県高野町
- 佐賀県みやき町
▼2019年5月までは大丈夫! 寄付するならお急ぎください!
ふるさと納税が見直されましたが、返礼品競争を助長させるふるさと納税の仕組みに問題視する声もあります。
しかし、総務省から注意もされていたのに、ルールを無視していた泉佐野市はやっぱり問題ですね。
なんでもやり過ぎはダメです。
ただ、問題行動をせざる得ない泉佐野市の財政状況を考えると、いたたまれない気持ちになります。
今後泉佐野市は、頼みの綱であったふるさと納税がなくなって、どうするのでしょうか?
今後も泉佐野市と、ふるさと納税のニュースから目が離せません!
2019年のふるさと納税は前半勝負!ふるなびはAmazonギフト券を最大4%もらえるのでオススメ
2019年度は、泉佐野市など4市町と東京都を除く1783自治体がふるさと納税に参加します。
申し込みの期限は、2019年12月31日の23時59分までですが、早めの申し込みがオススメ。
泉佐野市だけでなく、お得な寄付先は2019年5月までなので急ぎましょう!
ふるさと納税サイトはたくさんありますが、ふるなびは自信を持ってオススメできます!
その理由は、Amazonギフト券のプレゼントが最大4%もあるから。
どこに寄付するか迷ったら、ふるなびで探しましょう。
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