こんにちは!ワクワク婿養子ブロガーのはまちゃん(@wakuwakukeigo)です。
僕は今は兵庫在住ですが、2018年7月から島根県に移住をしようと考えています。
仕事も決まっており、色んな地域の地方創生と働き方改革に関わる予定。
せっかく地方に移住するので、地方創生(特に人口減少問題)に力になりたいんです!
島根県に限らず、どこの地方でも人口減少に悩んでおり、移住者を増やそうと躍起になってますよね。
でも、地域のPR合戦でIターン者の奪い合いになってるようにしか思えないんですよ。
地方移住者の増やし方は確立されてないのが現状。
はまちゃん
仕事だけやなくて、個人でもなんかおもろいことできんかなぁ〜?
と、思っていた僕の目に衝撃の言葉が飛び込んできた!
「ベーシックインカムハウス」
ベーシックインカムハウス、厚木駅徒歩20分の場所に、1、5万円支給という条件がついただけで、5人の枠で若者が60名程度応募してきた。維持費は家賃含めて年間300万円くらいだが、この手法を使えば年間300万円で地方活性化し放題ということがわかったので、地方自治体などにやってほしい。
— えらてん(矢内東紀やうちはるき)しょぼい政党党首12/23NHKから国民を守る党の研究 (@eraitencho) March 7, 2018
なんじゃ、このパワーワードはっ!!??
こ、これなら地方移住者増えるやんけ!?
地方創生に貢献できるやんけ!?
何より、おもしろそうやんけ〜!実験してみたい!!
と、興奮してワクワクが止まりませんっ!
ただ、実現させるには、地方自治体を動かすためには、取り組む価値があると思わせるための根拠が必要→小さく始めてテストをしないといけない→企画を実現する資源(ヒト・モノ・カネ)が必要→で、どうする?(⇦イマココ)
と、若干1人で暴走気味だったので、頭を冷やす意味も兼ねて、ブログを執筆しました。
この記事では、ベーシックインカムハウスは、なぜ地方移住者が増えることになると思うのか、どのような実験をしようと思ったのか、について僕なりの考えを伝えます。
その考えに対して意見をいただいたり、あわよくば「仲間として一緒に何かしようじゃないか」という人が現れたら・・・という下心満載な記事ッス!( ̄▽ ̄)笑
地方創生に関心がある方々と一緒に議論したいと思っているので、よければシェアくださいね。
タップできる目次
ベーシックインカムハウスとはなんぞや?
ベーシックインカムハウスの概要
僕なりの考えを書く前に、ベーシックインカムハウスが何かをご紹介する必要がありそうですね。
ベーシックインカムハウスは、カイリュー木村さん(@ababa2017)が思いつきで始めたプロジェクトです。
ベーシックインカムハウスの内容
- 家賃無料
- 入居者1人につき月額¥15,000食費支給
- 乗用車1台使い放題(シェア)
- 水道光熱費無料
- 固定電話無料(1台)
- ネット無料
募集する入居者の条件
- 変わった特技や集中して取り組みたい何かを持ってる
- 最低限の礼節や常識をわきまえている(いきなり他人をぶん殴ったりしない、会話のキャッチボールが出来る等)
引用 カイリュー木村のブログ
「もうこれだけで生きれるやんけ!!」
最初見たとき、「新しい詐欺か!?」と思いましたww
まさに、ベーシックインカムや。
タダでお金もらえて家賃無料とか神か。
<ベーシックインカム>
一言でいうと「国が国民の生活を最低限保証するため、毎月の生活に必要なお金を無条件で一定額配る制度」のこと。
メリットは、生活のために待遇の悪い仕事でも働き続けなければならないという問題からの解放。
デメリットは、財源の問題と働かない人が増えて、国際競争力が落ちること。
フィンランドでは導入実験されていて、失業者2000人に毎月7万円を支給している。
ベーシックインカムは、年齢・性別などは関係なく、無条件で一律支給されることがすごいことなんです。
「日本でも導入すべきではないか」と議論が白熱中です。
ベーシックインカムはこれから注目されること間違いなしなので、全く知らないなら少しでいいから勉強するのをオススメします。
はまちゃん
今話題の本「お金2.0」がわかりやすくて、ベーシックインカムだけでなくこれからの時代を生きるなら必読ですよ。
カイリュー木村さんがベーシックインカムハウスをする目的
ベーシックインカムハウスの何がすごいかというと、政府や地方自治体が試験的に始めたのではなく、カイリュー木村さんが個人で始めたということ。
「なんでこんなことができるんや!?お金はどうするんや!?」
と思っていたら、理由はすぐにわかりました。
カイリュー木村さんがベーシックインカムハウスをすることになったのは、思いつきだったそうで。
カイリュー木村さんのツイートに、えらいてんちょうさん(@eraitencho)が「ベーシックインカムやろうぜ!」と煽ったら、本当にやることになったとか。
さよでっか。笑
カイリュー木村さんが、かなりの資産家で好奇心旺盛で行動力がめちゃくちゃあったから、こんなすごいプロジェクトが実現したんですね!
はまちゃん
カイリュー木村さんとえらいてんちょうさんが、キリストとブッダに見えてきたのは僕だけですか( ̄▽ ̄)?
現在は、もう既に住んでる方もいらっしゃるそうです。
2月に企画して、3月にはもう住んでる人がいるというスピード!
やばいっ!やばすぎるっ!
この取り組みを見て、地方創生に活かせないか考えました。
ベーシックインカムハウスで地方移住者が増えると思った理由
ベーシックインカムハウスで地方移住者が増えると思った根拠はシンプルです。
ベーシックインカムハウスで、
①移住先に選ばれる確率が上がり、
②地方移住の希望者が移住する上で一番の不安が解消され、
③一番求めるものが手に入るから。
理由は3つあります。順番に説明しますね。
①移住先に選ばれる確率が上がる
地方移住者が居住地をどうやって決めているのでしょうか。
地方移住者は、自分の目的が一番達成できそうな地域を選びます。
具体的には、居住地決定は以下の公式で最大値になる場所。
目的実現度 ×(仕事+生活+環境)
この数値が最大になるところが居住地として選ばれます。
- 目的実現度 = 自分の目的がその地域に移住をして実現できそうか想像できる度合い
- 仕事 = 収入や働き方、やりがいのある仕事内容など求める仕事の度合い
- 生活 = コンビニや都市へのアクセス、福祉、地域住民の相性など生活インフラの充実度合い
- 環境 = 気候、災害の有無、自然などの外部環境の良さの度合い
たとえ、仕事・生活・環境といったソフト、ハード面が良くても、自分が移住で実現したい目的が実現できなさそうなら、その地域は選びません。
でも、ベーシックインカムハウスなら、目的(好きなことやりたいこと)に集中できるので、移住者にはかなり魅力的な移住先に映るはず。
だから、移住居住地に選ばれる確率が上がる!
これが1つ目の理由。
②地方移住者の一番の不安が解消される
地方移住者の一番の不安は仕事。
以下は、移住する上での不安・懸念点のアンケート結果のベスト3です。
- 働き口が見つからない
- 日常生活の利便性
- 公共交通の利便性
移住をする上で、仕事をどうするかが移住希望者のネックなんですね。
僕も島根に移住をするときに仕事をどうしようかめっちゃ悩んだので、実体験からもそう思います。
でも、ベーシックインカムハウスなら最悪、仕事をしなくても生活ができるんですよね。
だから、地方移住者の一番の不安が解消される!
これが2つ目の理由。
③地方移住者の一番求めるものが手に入る
地方移住者が一番求めるもの(Uターン除く)は、スローライフを実現すること。
以下は、移住したい理由のアンケート結果のベスト3です。
- 出身地であるから
- スローライフを実現したいから
- 食べ物や水、空気が美味しいから
ちなみに、僕は田舎=スローライフという認識は持っていません。
沖縄の離島で暮らすようなスローライフを想像しているのなら、「ちょっと地方の認識が違うのでは?」とアンケートの回答者にに問いただしたいところ。笑
ただ、ベーシックインカムハウスであれば、限りなく求めているスローライフに近い生活が送れるでしょう。
だから、地方移住者の一番求めるものが手に入る!
これが3つ目の理由。
これら3つの理由から、ベーシックインカムハウスは地方移住者を増やす良い施策になるのではないかと感じています。
ぜひ、実験してどうなるか試してみたい!
ベーシックインカムハウスでどんな実験をしたいと思ってるか
「ベーシックインカムハウス × 地方創生はありやんな?」ということをあなたに伝えたかったのがここまで。
この章では、どんな実験内容をしてみたいのか、僕の考えを伝えます。
目的は、ベーシックインカムハウスで地方移住者が増えるか実験し、良い結果が出たら、数字と論理を持って地方自治体に交渉すること。
このためにどんな戦略をすべきか。
今頭にある各ステップを書いていきますね。
僕の思いつきと浅はかな計画なので、ここまで読んだ地方創生に関心があるあなたからの意見がほしいんです。
STEP1 僕の企画に対して議論する場を作る
僕1人のアイデアや取り組みはたかが知れているので、「おもしろい!」と思った人たちと議論をして、より良い方法を探っていきます。
議論の場は、実はもうあります。
いなかハック大学というオンラインコミュニティを作っているので、この記事に反応してくださった人を招待して仲間を募ります。
全然反応なければ、しゃーないので自分と今のいなかハック大学のメンバーと話し合いをしていこうかな。(誰からも連絡くれなかったら寂しいなぁ…)
STEP2 ベーシックインカムハウスの資金調達
当然、僕はカイリュー木村さんのような資産はないッス。(てか、現在無職)
このブログ記事の反響などを見ながら、クラウドファンディングやpolcaに挑戦して、資金調達&告知をしていきます。
STEP3 ベーシックインカムハウスとなる家を借りる
家はどうするか。
幸い、僕が7月頃に島根に移住することが決まっているので、島根にベーシックインカムハウスを建てる…は無理なので家を借りる。
僕と一緒にシェアハウス、もしくは2つ家を借りることを考えています。(僕と一緒だといや?笑)
同居者には、島根の現地での生活費は無料にして、僕から食事代としてお金を渡す、実質タダで生活できる場所を期限付きで貸し出す形態。
まずは小さく始めるんや。
STEP4 島根のベーシックインカムハウスに住みたい移住希望者を探す
クラウドファンディングなどが成功していれば、ある程度の広告効果はあると思うので1人2人ぐらい見つかることを期待。
もちろん、いなかハック大学のメンバーに希望者がいれば優先して、詳細を詰めていこうと思う。
ただ、この時に誰でもOKという制限にはしない。
働け!とは言わないけど、情報発信と地域の方と関わることはしてもらおうと思う。
STEP5 実際に移住をして日々PDCAを回しまくる
無事に移住者が決まれば、レッツ移住!
僕は一生懸命働いて、好きなことをしてる同居人の家賃を僕が払い、お金も渡すという奴隷制度の出来上がり( ̄▽ ̄)笑
その様子を情報発信して、日々PDCAを高速で回し続ける。
移住者のリアルな感情とベーシックインカムのライフスタイルを、ブログと臨場感たっぷりの映像とともにお届けする、本格的なリアリティショーが、開幕する!!(テラスハウスみたいになってきたな。笑)
STEP6 結果がよければ地方自治体に本格的な導入を提案
島根であれば、人脈もあるのでその人たちに提案。
もちろん、どうなるかわからんけど。
ココまでが僕の妄想ッス。
実はもうちょっと細かいことを考えているけど、これは実際に連絡をくれた人たちに話すね。
はまちゃん
やっベー!ワクワクする〜〜♪
ベーシックインカムハウス × 地方創生プロジェクトの問題点
色々問題点はあるけど、一番の問題は僕にそんなに信頼があるのかってこと。
今後は人の時代やからなぁ。
だからこそ、数の力に頼りたいです!!
「イイね」でも「アホか」でもなんでもいいので、反応があることを期待する限しています!
そして拡散希望!!
(4/6日追記)ベーシックインカムハウス×地方創生にいただいたご意見
アドバイス
- 移住を考えている人向けに、以下の情報を提供してはどうか。
・ベーシックインカムハウスを拠点とした生活圏の施設(スーパーだけに限らず病院、駅、タクシー、ガソリンスタンドなど)や交通事情(電車が1時間に1本、バスはほとんどこないなど)
・ハウス周辺の虫、鳥などの生き物情報
・ベーシックインカムハウス周辺のデメリット - 野菜を作りたい人(知識・経験ゼロ)⇔インカムハウス運営者⇔サポーター(知識・経験豊富)的な形はどうか。
- 募集する時の選考基準が重要。
体がすでに自由でノリやネタで来る人はたしかに多そうなんだけど、ゴールが定住者と人口増加なら、リアルに検討してる人たちの行けない理由を解決できるかがクリアになるならいい試みだと思う。 - 中長期的な未来の話より 「今、何をその地域に渡せるのか?」という利他の視点も持ちながらやると、受け入れられやすく、共存と互助の一助になるのではないかと思う。
- ベーシックインカムハウスを目的化するのではなく、まずは自分達のアイディアと地域のニーズをマッチングできるようにしていくと、いいかもしれない。
ご心配いただいたご意見
- 田舎の人って「人を増やしたい」と言いつつ新しいことに変わることにすごく抵抗するのでは?
ベーシックインカムハウスに対して、移住してきた人を友好的に迎えられたら問題ないと思うんですが、「あの人はあんな…」みたいになるかも。 - 『効果がありそうなら、地方自治体に提案して大規模にやる』
→これが、一番大問題だと思います。
田舎にいけばいくほど、『話を通す・礼儀を通す・順番を守る』ということを重視するので、いきなりベーシックインカムハウスを建てて、地方自治体に話して・・・っていう流れだと移住者と先住民の間で争いが起きると思いました。 - 行政から補助金や住居等の提供受けながら農業や就活するのと似てる。
土地を気に入っても人間関係がうまくいかないと難しいと思うので、雇用と人・組織の魅力が最低限必要と思う。 - ベーシックインカムを受給者の立場から見た場合は確かに一律で定期的に現金が配布されるありがたい仕組みということになるが、もう一方の給付側からすると、「いかに社会福祉を削減するか(一元化するか)」という視点もある。
今回の取り組みを「ベーシックインカムの小型実証実験」として自治体に売り込みをかけても、彼らの観点からするとあまり刺さらないないのではないかと懸念する。
現金ではなく、衣食住が物納形式で揃えられていて、最低限度の生活は出来る状態にあるとき、人はその場でちゃんと価値を生み出すのか、の実証実験としてはどうか? - 地域住民は何を望んでいるのか?その持ち込みアイディアは、地域のニーズを少しでも満たせるものなのか?のヒアリングも欠かせないと思う。
情報提供いただいたご意見
- 元議員の杉村太蔵さんが北海道の音威子府村でベーシックインカムを導入するそうです。フォローするといいかもですよ!
はまちゃん
たくさんのご意見本当にありがとうございました!
地域住民の方々の視点が抜けていたので、僕が移住するタイミングで実施していくのは控えようと思います。
地域に暮らす方も、移住を考える人も両方にメリットがあるような地方創生案を考えていきます!
まとめ
POINT
- ベーシックインカムハウスとは、生活にお金がかからず、お金までもらえる家のこと。
- ベーシックインカムハウスが地方移住者を増やすのに繋がりそうだ。
- 理由は、移住先に選ばれる確率が上がり、地方移住の希望者が移住する上で一番の不安が解消され、一番求めるものが手に入るから。
- おもしろそうだから、自分が7月に島根移住に合わせて実験したい!
- ステップは、仲間づくり→資金調達→賃貸→移住者探し→移住生活→地方自治体への提案。
- おもしろいと思った人は連絡ください!いなかハック大学で話そう!
いかがだったでしょうか?
ベーシックインカムハウス × 地方創生で地方移住者が増える気がしてきませんか?
移住者が増えるか実験してみたくないですか?
僕は思いついて、ワクワクするぜ〜って感じですが、あなたはどうですか?
「おもしろそうやんけ!まずはちょっと話そう!」という人は気軽にツイッター(@wakuwakukeigo)で連絡くださいね!
連絡を取り合い、いなかハック大学へ招待します!
あなたからの連絡を首をながーーーくして待ってますね!
はまちゃんの一言
はまちゃん
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質問やご意見などもお気軽にどうぞ!
んじゃ、今日はこれでおしまいっ!
ほな、バイバーイ!
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